蓼科への旅
先月、家族4人で信州は蓼科に出かけた。
ちょうど関西が梅雨明けをした日だったが、信州はやはり涼しかった。
白樺湖からビーナスラインを走っていると車山高原や霧ケ峰のニッコウキスゲがちょうど見ごろを迎えていた。
ニッコウキスゲはキスゲ亜科の多年草で、高山植物らしい可憐な姿が美しい。
もちろんとるのは禁止されているので、存分に目に焼き付けてたきた。
一日目はゆっくりとして、観光は二日目にまわした。
なかでも素晴らしかったのは、蓼科からゴンドラに乗っていく「御泉水(ごせんすい)自然園」という美しい名がついた自然園だ。
標高1,830mにあるこの自然園は、夏でも涼しく、散策するのにちょうどいいスポット。
一周40分の散策コースが整備されていて、美しい樹々や苔むした岩、清冽な川や池を堪能できる。
歩いていると野鳥の声がどこからか聴こえてくる。
マイナスイオンたっぷりで心身ともにリラックスできる場所だ。
夏休みなのに、それほど混雑していないところもいい。
少し前までは旅というと、子供が小さいということもあって、混雑したレジャースポットなどが中心だった。
でも今はそこにしかない美しい風景を見にいくのが好きだ。
美しい景色は現実世界の忙しさを一時忘れさせてくれる。
素晴らしい景色を大切な家族と一緒に見ること。
旅の楽しみのひとつだ。