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No.768|正しい現状認識を持つ
2025年2月10日 No.768
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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今年のテーマの一つとして、「天才ムーブを避ける」ということを挙げています。
現在、ある取組を進めていますが、自分の能力・スキルの現状に対して驚いています。
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正確にいうと、自己認識と現実に乖離があるということを受け入れてます。
これが個人的には良かったんです。
天才でもないのに、天才と同じ動きを取ろうとしていたので。
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例えば、一度読んだ本の内容を覚えた気になっている、とか。
あるノウハウを持っている天才から教えてもらったことをそのままやらずに我流でやろうとする、とか。
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学んだこと=身に着いたこと、だと、どこか勘違いをしているところがあります。
これは「ダニング=クルーガー効果」と呼ばれますが、能力の低い人や経験の浅い人が、自分の能力を正しく認識できずに過大評価してしまう認知バイアス。
自己評価と実際の能力との間に大きなギャップを生む原因となります。
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一つ目の例で言うと、記憶力がとんでもない人なんだったらいいですよ。
でも、私の記憶力は18歳くらいをピークに落ち続けています。
にもかかわらず、18歳くらいの自分と同じような覚え方ができるとどこかで思っていたりするんですね。
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18歳のときは、同じ話を同じ人にすることはありえませんでした。
ある話を誰にしたのか、明確に覚えていました。
しかし、今ではその人に聞いた話をその人にする場合がたまーにあります。
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ですから、自分の現状に応じたやり方をしなければならない。
そのためにも、現状認識を正しくしないといけません。
誤った現状認識のまま、ふんわりと、楽をしようとしているのが、覚えられない原因だったりします。
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先日、ある勉強会に参加した時に、波及効果の高い原理原則の本を何度も身につけた方が良いという話をお伺いしました。
これも何度もお伺いしていたことですが、とはいえ、まだまだできていません。
にもかかわらず、聞いたことがあることはできているように思ってしまうところがあります。
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✕:聞いたことがある
⇒知っているから、やればできる
⇒今、やらなくてもいい
となっていると、学びが上滑りして、新しいことを求めてノウハウコレクターになっていきます。
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○:聞いたことがある
⇒知っているのにできていない
⇒今から、どうすれば少しでもできるだろうか
というのが学ぶ姿勢としては求められることだと思っています。
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結局、やるかやらないか。
やるために自分をどうしつけていくか。
これに尽きます。
なかなか、自分をしつけるのは大変ですが、ある取組がうまくいけば、こちらでも紹介したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も「即断・即決・即実行」「当事者になり、出番をつくる」「天才ムーブを避ける」「具体⇒抽象⇒具体」でいきます!
●本日のまとめ
・自分の現状を正しく認識することが改善・成長に向けて行動するためにも必要である。
・自分は努力しなくてもできる天才ではないことを受け入れ、一つでも行動していく姿勢を身につけることが学ぶ姿勢として求められる。