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No.573|事実は1つ、解釈は無数 ~解釈の具体例とその分類~

2024年7月30日 No.573 
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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最近、何冊も同じ著者の本を読んでいるのですが、今まで以上に私にとってドンピシャの本が見つかりました。


その中で、思索を深めることができたものとして、解釈の話があります。

私も過去、この投稿で「事実は1つ。解釈は無数」という言葉を書きました。
いまだに、この言葉は、たまに思い出す言葉です。


ただ、具体的な解釈の幅ということは意識していなかったんですよね。

解釈は無数といったところで、具体的な解釈ってどのように分かれるのか、についてはよくわからなかったんですよね。

ありがたいと唱えたとしても、ポジティブにとらえることとネガティブにとらえることの2面程度での解像度でした。


上述の本では、こんなことが書かれていました。

「ある人に話しかけたところ、期待する反応が返ってこないときの解釈」についての具体例。
それによると、解釈の仕方で分類すると、以下の8つになるようです。

【原因を自分の外に求める】
①「彼(彼女)は取り付く島もなかった」
②「人っていうのは時々あんなふうに振る舞うものだ」
③「彼(彼女)は親密なつきあいが苦手な人だ」
④「人っていうのは誰かと深く交わろうとするといろいろ問題が起きるものなんだ」

【原因を自分の内に求める】
⑤「私とのおしゃべりに彼(彼女)はうんざりしていた」
⑥「私は時々人をうんざりさせる」
⑦「私は彼(彼女)にとって魅力的でない」
⑧「私は魅力的な人間でない」


どの解釈が良いというわけではなくて、自分がどの解釈をしがちであるか、を認識することが重要です。

皆様は、「どの解釈を思考の癖としてしがち」でしょうか。


私でいうと、職業柄、普遍的・一般的な考えを求めようとしてしまいがちなため、「過度の一般化」をする傾向にあります。

そのため、②④⑥⑧とかに寄りがちで、特に元々の性格もあり、①にはならないです。

まずは幅を知り、その中でどういった思考の癖があるのかを知る。
そこから対策ができるようになります。


①の解釈ができると、テレアポとかインサイドセールスがしやすいですよね。
①の解釈をしているアポインターと⑧の解釈をしているアポインタ―では、結果に差が出てきて当然です。


自分の周りの人や部門の人はどういった解釈をする思考の癖がついているかを見てみるとよいかもしれません。


最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も「即断・即決・即実行」「平均ではなく異常をやり続ける」「わからないからすべてやる」「巧遅拙速」「大量思考・大量行動」でいきます!

●本日のまとめ

・解釈の仕方には大きく8つ分かれ、自分がどの解釈をしがちであるかを認識し、理想的な解釈の仕方を選択できるようになると望ましい生き方ができる。
・他者も同様で、対面する相手・部下・家族などが、どのような解釈をする思考の癖かを把握すると、対峙の仕方も変わる。

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