No.704|権威付けの具体例
2024年12月8日 No.704
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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人間というのは共通して逃れられない特性というものがありますよね。
そうした特性を踏まえたうえで、人を説得し、その人から望む行動を導き出すことが何かを買ってもらうには重要になります。
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例えば、名著「影響力の武器」では6つ挙げられていますが、特に「権威」はわかりやすくその通りだなと感じます。
この権威とは、「肩書きや経験などの“権威”を持つ者に対して、人は信頼を置く」ということです。
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大手コンビニのインスタントラーメンから始まりましたが、例えば、セブンイレブンだとインスタントラーメンですみれ・山頭火・一風堂などの有名店とコラボで商品を作っています。
また、チルドでは、とみ田の監修した商品というものが販売されています。
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これが当たり前になってきて、監修関連の商品は増加しています。
スーパーなどで販売されている「鍋つゆ」についても、ついに天下一品まで出てきました。
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そこで、昨日食したのですが、天下一品のこってりをイメージするとまったく違うものなんですよね。
そもそも天下一品のスープは自社工場で作っていて、製法を知っている人がごく限られているため、当然ではあるのですが、消費者的にはこってりのあのスープで鍋を食べれると思っていますので、ギャップが生じます。
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ただ、今後買うかどうかはわかりませんが、少なくとも一度購入してもらうことにはつながっています。
ですので、最初の購入動機や迷ったときの判断基準として権威が有効に作用していますよね。
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他にもよくわからない通販番組でも、よくわからない大学の研究結果を使ったりしていますから、権威は上手に使うと販売につなげることができるといえそうです。
消費者的には、そうした権威を悪用する輩がいるということを踏まえつつ、何かを販売したり人を動かそうとする場合は権威を有効に使うということが大事なことになります。
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「これは権威づけしてるな」、とか、「返報性の原理を使っているな」とか、大手企業のやり方を参考にしつつ、自社や自分たちにどう落とし込むとよいかを考えたいですね。
学んで終わりではなく、学んだことを実際の生活で使ってみるまでいきたいなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も「即断・即決・即実行」「めんどくさければGO!」「巧遅拙速」「大量思考・大量行動」でいきます!
●本日のまとめ
・学んだことを普段の生活に活用するまでが学習である。
・権威付け、返報性の原理など、原理原則を学びそれを現場で使えるようになることが重要である。