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マスク製作から思うこと

マスクがないと外出しづらい今、
でも使い捨てマスクはなかなか手に入らないことも多く、
本当に必要な人の手にどうか届いていますようにと願うばかり。

いつのまにか家にたくさんある生地、
それも今手に入りにくいと噂のダブルガーゼの買い置きが残っていた。

自分自身が毎日続けて使っているうちに、
使い捨てマスクの繊維でかぶれて痒くなったことと、
知人から綿のマスクは楽だよ!
と聞いていつか作ろうと思っていたこともあって、
ひとまず自分用に作ることにした。

以前頂いたベトナム製の立体子ども用マスクを試しに使ってみると、
私の顔の形に合わなかったことと、
普段使っているマスクがプリーツタイプだったこと、
プリーツタイプなら生地の裁断において半端が出にくく、効率よく使えること

こんな理由で私サイズのプリーツマスクを作ることにした。

先述の布マスクは、
生地の薄さで呼吸をするたびに口元に張り付いて息をしづらかったことから、
生地に張りを持たせる必要性があることがわかったことに加え、
ガーゼという目の荒い生地ではほぼマスクの意味がないらしいことから、
とりあえず裏地には不織布でできた接着芯を貼ることにした。


ありがたいことに
今作れる人たちがネットにたくさん作り方や型紙を載せてくれている
サイズをとりあえず手持ちの使い捨てマスクと、
ネット上の型紙を比較しつつ決定し、
あとは納得できる作り方がヒットしなかったので、
まぁ自分用だし、
と行き当たりばったり
作り始めた。

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第一弾はとりあえずこんな感じで作ってみた。
ノーズワイヤーを通したのもこだわり。

必要な人がいるかしらん?
とInstagramやFacebookに載せてみると、
何人かの注文を頂いた。
Insagramで反応があったのは、
フォローしてくださってたけれど、直接の面識はない方。
必要としてくださることがとても嬉しかった。

作りかけたものの、
ここ1ヶ月くらい体調不良のオンパレードで
咳と鼻水、痰が出ることから始まって
熱は出るわ
中耳炎になるわ
腹痛と下痢
蕁麻疹
何やらためていたのかなぁ?
仕事が休みの間に調整なのか?
と思いつつ、

両親からの
膝湯、足湯、目の温湿布などの指示、
中耳炎にはユキノシタを炙って耳にいれるの!
なんてことをぼちぼちやっているうちに
ようやっと回復に向かってきた。
心がおちつくやさしい気功
の動画は我が父ながらじんわりと心にしみわたって
とても良かった。
ちょっと心、疲れてる?
と思った方はぜひ。
このページにYoutubeの埋め込みがあります。

ちょうど在宅になったパートナーに
毎日のように
雑炊を作って
みかんを絞って
タオルが欲しい
着替えがいる
おふろを沸かしてくれと
頼んでいるうちに
言わなくても今これかなと準備してくれるようになって
とてもとても感謝している。


やっと動けるようになって、
ずっとお待たせしていた友人の分と、
先に渡したマスクをつけているのを見て注文してくださった分に取り掛かった。

どこかで目にした作り方で、
先に中表にして上下を縫ってからひっくり返すとあって、
この方が綺麗かもしれんと少し改善。
そして追加注文分は子ども用もお願い、とのことで
サイズを調べてみる。

ひっくり返した後に端ミシンをかけることで、
上はノーズワイヤーを通せるように、
下は洗濯しても生地がダブつかないようにできるのかなと。

改良版の作り方はこちら。

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ここからは同じ。

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そして通すゴムを当初は家に髪ゴムの細いのと、パンツのゴム太め
しかなかったのだが、
ストッキングを切ったらいいよ、などのアドバイスを見て
いらなくなったヒートテックを切って通してみた。
この方が伸縮性もあって、耳あたりが優しい。


先日Impact Hub Kyoto でのNISHIGENE LAB #4 「素材遊び×てしごと」
に初めて登壇という形で関わらせてもらったのだが、
その時に千本北大路上がった西側のセンキタにある、
イタリアのレッジョアプローチから影響を受けて
企業廃材を活かして子どもたちとモノづくりをするGuRuReのスタジオの
GuRuRe CARD の束を頂いた。
どんな企業から、どんな廃材が集まってきているかを紹介している。
その中で靴下の編み口があった。
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それと前後して、Instagramのストーリーで
奈良の糸季(しき) という靴下屋さんが
靴下の編み口がマスクの紐にちょうど良いので
何か購入した人には同封してくれるサービスを始めておられた。

ちょうどいい機会だしとオーガニックコットンのスパッツを注文。
届いたマスク紐には丁寧にマスクの作り方とメッセージカードが添えられていた。

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昨日仕上げたマスクに、この編み口を添えてお渡しした。

やさしい気持ちの循環が起こるといいな



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