ミニPC物色記: GMKtecのミニPCを3シリーズほど見る
仕事用に一つミニPCがほしいと思っている。ブラックフライデーに買えばよかったかもしれないのだが、あの時点ではまだそこまで購入の意思が固まっていなかった。実は今も固まっていない。どちらかというとミニPCをウィンドウショッピングする時間が楽しいので、ほしいという気持ちになっていると思っているだけかもしれない。しかしWindowsまたはLinuxの業務用PCがほしいという実需もあるため、なんだかんだで買うかもしれない。
いずれにせよ、今はミニPCの相場観を知りたい。なのでこの記事は、そのウィンドウショッピングのメモである。
ミニPCの選定基準
基本的には変えられないものを優先する。そうだね、CPUだね。あとインタフェース。SSDとメモリはどうせ増設するからそれなりでいいよ。とはいえ価格が熟れたタイミングで買いたいので、いきなり即交換というわけにもいかないのも事実。
ってかインタフェースはどれもやけに豪華で、LANが2.5Gb対応でしかもデュアルが標準なのはすげぇなと思う。NASかよ。Wi-fi 6もどれも対応だし。まぁこういうのは結局最後は安定性なんだけどね……。
5万弱: GMKtec Ryzen 7 PRO 6850H
一番気になっているのは、Ryzen 7 PRO 6850H搭載の以下のPCだ。Ryzen 7 PRO 6850H + 16GB RAM(DDR5) + 512GB NVMe SSD で5万弱。これが一つの基準になる。インタフェースも地味に豪華で、USB4*2、HDMI2.1対応など、マジかと思う。
価格を見ると64,000円くらいしていることがあるが、基本的にクーポン商法である。これがタイムセールになるとクーポン適用価格より気持ち安い程度になる。
なんか道頓堀の閉店セール的な不誠実さを感じるが、最近の中華製品ではデフォルトだし、まぁ安いには違いない。また、その他の機種を見ていっても、値付け自体は妥当に思えた。売り方はまぁ確かにアレなんだけど……。
4万弱: GMKtec Ryzen 7 5825U
価格を1万ちょっと下げると、Ryzen 7 5825U搭載のミニPCが見えてくる。4万よりちょっと下がって37000円くらいが安い時の相場みたいだ。
デスクトップ用途なら6850Hのモデルのほうを選びたいところだが、Ryzen 7 5825Uはパフォーマンスは落ちてもその分省エネなわけで、自宅用のサーバー用途だとこちらのほうが適切な可能性もある。インタフェースもUSB 3.2 Gen1 *2, USB2 * 2, ディスプレイ向けとしてDP, HDMI, Type-C(DP/DATA)と、サーバならまぁ十分と思われる。メモリはDDR4だが、正直普通に使っていてDDR5の恩恵を感じることは稀だろうし、価格などを考えると現状はまだそのほうが扱いやすい気もする。
2万台は専用あるいは学習用途なら……
2万台になってくると、Intel N-150とかになってくる。特定の専用の用途で使うPCとしては良いと思うが、ある程度汎用的に使う想定ならばさすがにちょっと心許ない。
とはいえコスパは高い。N150とはいえ、22000円で12GB RAM(DDR5), 512GB SSD。悪くない。
まぁでも学習用のサーバー入門機としては十分に思えるし、僕が学生時代ならポチっていた気もする。
またサーバとして見た時も、6850Hのモデル1台よりこれ2台のほうが面白い可能性はある。物理的に2台あるほうが扱いやすいこともままあるので。
全部欲しい
ほしい。早く手取り増やして。基礎控除75万増額したらこれ全部買える。