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死にたい気持ちをもちながら生きる

初めて死にたいと思ったのは、小学校に上がった頃だった。原因は、なんとも言えない異物感。家族の中で、私だけがまるで存在しないかのように感じて、死にたくなった。生まれてきたくなかったという方が近いのかもしれない。
その頃には、自傷行為と呼べるかはわからないが、爪や尖ったもので皮膚を引っ掻いて文字を描いたり、ささくれや唇の皮を剥いたり、シャーペンの芯を手の指に刺したりしていた。特に手指に刺激を求めていたように思う。これは今現在も続いている。
小学5年生のとき、何もかもが嫌になって、ベッドサイドに置かれていた電気スタンドのコードで自分の首を絞めた。苦しくて苦しくて、もう死ぬ…そう思った瞬間に手を緩める。大丈夫。このまま絞めれば死ぬことができる。明日は死ねる。辛くなったら死ねるから、今日は生きてみよう。

あれから30年近く、私はいつでも死ねるから生きてこれた。その気になれば死ねる。だからもうちょっと生きてみよう。その繰り返し。今までも。そしてこれからも。


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