小さな惣菜店のピンホールマーケティング
こんにちは!
現場マーケターtamaです。
小さな惣菜店兼カフェを運営しています。
現場でしか知りえないリアルなマーケティングを発信しています。
今日は木下斉さんから教えていただいたピンホールマーケティングを惣菜店に当てはめてあらゆるチャンスを見出してみたいと思います。
ピンホールマーケティングって何?
大企業にはできないこと。小さいからこそ参入出来る事。
その地域、マーケットに特化し、針の穴のようなマーケットに対し、属人的な強みを生かして競争優位を築くことだと考えています。
小さな惣菜店の場合
大企業にはできなくて、小さいからこそできること。
これができないからこそ → こうできる。
大量生産はできない → 少量高品質、高利益のものをつくる
多人数は雇えない → 少人数で技術を生かしたものを作る。
大量に仕入れられないから原価を抑えらえない → 高価でも価値あるものを仕入れ、更に価値ある商品に仕上げ、バリューベースプライス(顧客が製品やサービスに感じる価値に基づいて価格を設定する価格設定モデル)で販売する
広告費がない → すぐに顔が見える店頭の顧客や近隣の方に手配りチラシを配布することで広告の何倍も現実味を感じてもらえる。
スピーディーに生産できない → 丁寧に高単価のものを確実につくる
夕方値引きで集客力アップ → 決して値引きしない店として信用を得る
惣菜店の具体的ピンホール
技術面からピンホールをねらう
家庭的なフレンチで日本人の好みに合わせた料理にアレンジすることができる。和フレンチダイニングなど
お客様の声を商品に生かすまでのスピードが早い。
旨味調味料を使わずに、本来の旨味のみでおいしさを作り出している。
素材面からピンホールをねらう
〇〇県和牛の希少部分の肉を使い、独自製法でシチューを製造。
全て有機野菜を使用し、調味料も無添加である。
ハラルフードのみのお店である。
農家さんから直接買い付けている野菜である。
経営手法からピンホールをねらう
小さな競合他社と協業することで、各店の強みを生かした商品化を行い、マーケティングを行う。
あえてレッドオーシャン(顧客ニーズが高く、競合が多いカテゴリ)に飛び込み、その中の手つかずのブルーオーシャンに飛び込む。(例)イタリアンなラーメン(本当にできるかは??)
顧客ニーズを深読みし、新しい商品を生み出すことでピンホールをねらう
忙しい日の夕飯の支度に本当に必要と感じるものは・・・
来客があるときの頼みの綱になるデリや素材とは・・・
遠方に住む独身の息子、娘に送りたい愛情惣菜とは・・・
介護食にも通常食にもなるストレスフリーなデリとは・・・
自分だけで堪能したい特別な日に食べたいデリとは・・・
思いついた項目だけでもかなりの数になりました。
まだまだピンホールはたくさんありそうですね。
参考になれば、ぜひ転用してみてください。
こんな手法が効果的だったという事例があればコメント欄で教えてくださいね。