はつゆめ と 巳年の男の子
私はふるさとの町に帰って、懐かしい道をひとりで探検している。海も山もあって坂道だらけの、いつも空が曇っている町。今日は晴れている。雪はない。
見慣れた団地、知らない新しい家、大きな木。アパートの三階には、おかっぱの双子の女の子が並んでいて、頭をくっつけ合いながら下を覗き込んでいる。かわいいなぁ。と思っていたら、急に海に出た。
エメラルドグリーンに赤茶が混じっている。久しぶりに見る海は、真横に傾いていた。
どうして真横になっているのか分かったかというと、船が見えたからだ。いくつかの船が海に出て漁をしている。私はその船を上から覗くように見ることができた。
大きな大きなテレビみたいな海。空に近付き過ぎて真横になってしまった海はきれいだった。この場合、水平線はどこになるのだろうか。みんなに見せたいなぁ、と思った。
また歩き始めると、橋に出た。いつも買い物に出る時に通る大きな橋で、たくさん自動車が行き交う。
なんとなくその様子を眺めていたら、車がとあるポイントで跳ねた。そのまま宙を舞ってみんな上手いこと着地する。
奥には真横に傾いた海、目の前に次々とジャンプする車。とてもきれいだった。
私は「この絵を描かなきゃ」と思って、資料用に必死で写真を撮ったけれど、シャッターがうまく切れない。もどかしいな。と思っていたら、今の家の前に戻っていた。
自宅の車の下に何か見えたので覗き込むと、カラスが車の下にベチャッと潰れて挟まっていた。暗くてよく見えないが、タイヤには羽と足がからまっている。
知らないうちに轢いてしまったのだろうか?カラスの頭はきれいに残り、目は光っていた。
子どもたちが家から出てきて「どうしたの?」と近付いてくるから、私は「来たらダメ」と立ち上がり、それから、それから──
ここで目が覚めました。
夢を覚えているのは久しぶりで、しかもカラーの夢だったから、現実なのか夢なのか分からなくて頭がバグる。
よく分からないけど、面白かった~と思って忘れないうちにこうして書き留めたのだけれど、文章にするとびっくりするくらい意味不明だなぁ。
でも、心当たりのある内容がたくさん含まれていて。ここ2・3ヶ月の間に思っていたことが夢に出たような、私にしか分からない集大成のような夢でした。
しかし最後のカラスは何だったんだろう?急なホラーはやめてほしい。
現実で起こったら大絶叫のトラウマものだけど、夢の中の私は全然怖がっていなくて。「カラス、かわいそうに」と冷静に見ていた気がする。うーん。おもしろいね。
🎍
さて、我が家の第二子である息子が生まれてから11年数ヶ月。再び巳年が巡ってきました。
息子、はじめての年男です!いえーい!🥳
最近の息子はいよいよ無口を極めており、子どもの頃の私に似ておる。ちょっとは喋っておくれよ。さみしいよ。あんまり無口だと心配になるぜ!でもきっと、頭の中で色んな事を考えてるんだろうな。
大事なことを、大事だと思うときに、言えたら良い。その時までたくさん考えたら良い。
↑娘が年女の時にはこんな絵を描きました。うさぎ年の女の子です。
なので息子には巳年の男の子を描く。
みんな、こころ健やかに。
悲しいことが少ないと良い。
大切なものが見つかると良い。
そういえば「四十にして惑わず」は何か違うね。ちょうど四十になったけど、今めちゃくちゃソワソワしてる。何なら昨年末から焦っている。
やりたい事がたくさんあるからかもしれない。何かが掴めそうで、掴めないような。変な感覚です。
今年は自分以外の家族ことで忙しくなると思う。いっぱいいっぱいな年かもしれない。
どうなるかは分からないけれど、noteでは楽しく遊びたいと思います!
今年もどうぞよろしくお願いします😆