SHIROBAKO (2014年秋〜2015年冬)
「10年前のアニメを思い出してみる」アドベントカレンダー23日目、今回は「SHIROBAKO」を取り上げます。
作品名: SHIROBAKO
アニメーション制作: P.A.WORKS
監督: 水島努
シリーズ構成: 横手美智子
放映時期: 2014年秋〜2015年冬
放送話数: 24話+未放送2話
PA.WORKS制作のオリジナル作品。
武蔵野アニメーションに就職した宮森あおい(CV.木村珠莉)が、同じ高校のアニメーション同好会にいた安原絵麻(CV.佳村はるか)、坂木しずか(CV.千菅春香)、藤堂美沙(CV.髙野麻美)、今井みどり(CV.大和田仁美)とともに、アニメーション制作に関わっていき、成長していく作品です。
前期は「えくそだすっ!」に宮森が制作進行として、同じ制作会社の安原がアニメーターとして参加する話が中心です。「万策尽きたー!」「ぷるんぷるんする」の名言が出てくるのもこの前半です。後半は「第三飛行少女隊」のデスクとして宮森が参加するほか、下請けの3Dアニメーション制作で藤堂が、設定制作として今井が参加して、高校時代のメンバーが徐々に増えていきます。デフォルメはあるものの、アニメーション制作の裏側でかかわる方がどれだけ頑張っているかもわかる作品になっています。
今どきの絵がかけないと窓際になっていた杉江さんがピンチを救う回とか、しずかの収録の回とか、感動するシーンが多いのもこの作品の魅力です。
この記事を書くにあたってググっていたら、
アニメ「SHIROBAKO」の名言ランキングBEST30
https://musyoku30.net/2023/07/06/shirobako-meigen/
アニメ「SHIROBAKO」の迷言ランキングBEST30【ネタ多め】
https://musyoku30.net/2023/07/18/shirobako-netameigen/
といった記事を見つけてしまい、つい見いってしまいました。名言ランキングの方は感動するシーンも多いのでオススメです。
この作品で個人的に好きなのは、14話「仁義なきオーディション会議」です。「第三飛行少女隊」のオーディション後に声優を決定する会議をする回ですが、出資社のPが声優(?)をゴリ押しするのがあまりにひどくて…(それぞれ役名もブッコミゲームス 遠城 営助、ゴリオシミュージック 屋良瀬 匠、DKレース(DKレースとは出来レースか?) 枕田 強と、ネーミングからしてひどすぎます(笑)。この三人は最終回にも一緒にでていますね。仲良しなのでしょうか?(笑)。この回では、新人声優を不安視する出席者に対して、稲浪音響監督の「一方で鈴木京子さんの経験の少なさが不安と言う意見も理解できます その時は私たちが育てればいいんですよ」という名言もあり一概にギャクだけの回でもありませんでした。
https://www.youtube.com/watch?v=g9dFxeTmADE
劇中で制作された第三飛行少女隊は、第1話「FALLING ANGEL」がBD7巻の特典として制作されています(配信にはありませんが、レンタルにはあったと記憶しています)。パッケージの特典ではクレジットがオリジナル版とムサ二版の2種類があり、さらにSHIROBAKO劇中で登場したマンフェス用PVも入っているという豪華な仕様でした。
PA.Worksの本格3D作品としては初の作品であり、その後の3D作品(クロムクロか?)の習作としても作成されたようですが、この話の完成が遅れて特典映像として収める予定のBDの発売が延期になったとか…
SHIROBAKOの記事を書きながら思い出したのですが、筆者が初めて参加したアニメ系のイベントがSHIROBAKOのイベントでした。当日は勢い余ってグッズを大量に買い込んでしまいました…。このイベントが楽しかったので、それ以降もアニメ関連のイベントに参戦していると思うと感慨深いです。
SHIROBAKOにはアニメの4年後を描いた劇場版もありますが、公開時期が新型コロナウィルスの流行に重なってしまい、舞台挨拶が中止、緊急事態宣言で上映中断など大変でした(緊急事態宣言直前に劇場に行ったときには、客が私一人だけというときもありました…)
おすすめ度: ★★★★★ (第三飛行少女隊はまだですか?)