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2015年1月の記事一覧
【短編小説】クリのキヲク (1)
体中の節々が痛い。熱は40度ぐらいありそうだと思ったけど、確かめるための体温計は、いまここにない。
ここは青森。いま俺一人が、テント内のシュラフの中でうずくまっている。朦朧としながら、やばいな・・・と呟く。
とにかく、真っ暗闇だった。目をあけているのか閉じているのか、わからなかった。
遠くにボウっと灯りがみえる。蝋燭の灯なのか、焚き火なのかわからない。あそこに行きゃなきゃと、ただ思った。
体中の節々が痛い。熱は40度ぐらいありそうだと思ったけど、確かめるための体温計は、いまここにない。
ここは青森。いま俺一人が、テント内のシュラフの中でうずくまっている。朦朧としながら、やばいな・・・と呟く。
とにかく、真っ暗闇だった。目をあけているのか閉じているのか、わからなかった。
遠くにボウっと灯りがみえる。蝋燭の灯なのか、焚き火なのかわからない。あそこに行きゃなきゃと、ただ思った。