非営利組織のコンサル「ファンドレイザー」
前の記事のところ、私自身が中小企業診断士を目指したきっかけを「一発合格道場」の未合格体験記に載せたのだけど、自分が持っている認定ファンドレイザー資格を良い意味でバージョンアップしたい思いを持っています。
自治体職員として地域振興の現場にいても、非営利組織ならではの「運動の力」だけで解決できない部分もあるし、といって従来までの営利企業の「成長」というところだけでも解決できないことがあって、その両方がうまく交わる部分があるのじゃないかと思ってきました。
診断士側から見るとファンドレイザーの体系には物足りないところがあるなと思われるかもしれませんし、ファンドレイザー側から見ると診断士のような営利企業を扱う分野とは相容れないところがあると思われるかもしれませんが、両者には通ずる部分もあり、また違う部分ありお互いに学び合えるのです。
私は公務員になる前に、広告代理店で営業をしていたことがあり、最近は悪いイメージもある業界ですが、それでも人の心をワクワクさせたり「面白そう!」と感じさせて、人を行動まで誘う力というものが、非営利組織にも必要だよなと思います。
認定ファンドレイザー資格は、日本ファンドレイジング協会が創設した民間資格です。NPOなど、社会課題解決に立ち向かう非営利組織の組織+事業+財源の成長を考えていく「ファンドレイザー」(欧米などでは人気職種)を養成するもので、一定の知識を備えた「准認定ファンドレイザー」と、3年間の有償実務経験を持つ「認定ファンドレイザー」の2段階資格となっています。
私自身は資格創設後、第1期目で認定ファンドレイザー資格を取得し、関西圏のファンドレイザーの育成、交流、研修事業に積極的に関わってきました。
そしてここにきて、地域振興を考えていく上で、この資格と中小企業診断士資格をとって、非営利と営利の両方の言語でしゃべれることが自分のスタート地点だな、と強く思うようになったのです。
そしてそれは自治体職員としても大きな力になるだろうと。
今、日本ファンドレイジング協会が主催する「ファンドレイジング日本2022」がまさにオンラインで開催されています。
2月19日、20日はLIVEセッションもある2日間ですが、これに加えて60超あるオンデマンドセッションは、自分のあいた時間にいろいろ観られて便利です。
最近は、NPOなどの非営利組織ばかりでなく、社会貢献やESG経営の観点から企業も、また大学、病院、美術館などなど、いろいろな分野からのファンドレイザーさんが増えています。
企業にお勤めの方にも有益であること間違いなしです!
ぜひ、下記ホームページをまずはご覧ください。