清繭子(2024)夢見るかかとにご飯つぶ
これを読んで、久しぶりに、「書こう」と思えた。
読もうと思ったきっかけは、インスタでやまもとりえさんがおすすめしていたことから。
帯文(というのか?)に心をわしづかみされた。
まさに自分すぎて。同志を見つけたような、著者自身はまだ小説家になれていない負い目を感じているかもしれないけれど、それを表現して世に共感を生めていることになんだか妬ましいような、複雑な気持ち。
言葉にしてくれてありがとう的な意味で、星3つ
★★★
…
最近転職をしたのだけども、
天職だと思えたこともあった仕事になんだか満足できなくなって、
自分はもっと世に認められるべきとも思って、
似た分野でより待遇の良い仕事を選んだ。
でも「似た」分野はあくまで私が天職だと感じた仕事たちに似ているにすぎなくて、
まるで別個のものだよねと気づかされているなど。
今の仕事が、若者を応援することがメインの業務ってのもあって。
私だって、まだまだ、もっと、輝きたいのにと感じてしまう自分がいたりして。
でもそんな自分を恥ずかしい大人だと思う、いや、思わなきゃいけないと何故か感じていて。
この本を読んで、あ、まだ私だって自分に期待してて良いじゃん、と、少し救われたのでした。