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20240727 おでかけ

 トーストとコーンフレークを食べたあともうの散歩に行こうと思ったが、母に「もうこの時間は暑いよ」と言われたのが9:30ごろだった。みんなでオリンピックの開会式の映像を見ていた。ライトアップされたエッフェル塔や、聖火を灯した気球が映っていた。CMが多くなってきて見飽き始めたころ、回覧板をお隣の家に回さなければいけないと母が言ったので、結局もうを連れて歩こうということになった。
 外は暑かった。蜃気楼が見えそうなじめじめとした暑さで、ときどき風は吹くものの汗のしたたりが止まらなかった。山間の家々にはペットボトルで作った風車がいくつも飾られている。アスファルトの横の排水溝を山水が流れていた。もうは父が持ってきたもう用のボトルからごくごくと水を飲んでいた。
 家に帰りつくとぐったりとした空気に包まれた。母はシャワーを浴びて、疱瘡踊りのレッスンに行ってしまった。父と僕と弟ふたりで、いつもの中華料理店に行くことになった。車の中はサウナ的な暑さで、冷房をがんがんに効かせて店までの道を走った。チャーシュー炒飯を注文して、上に乗っていた2匹のエビは弟にあげた。うまかった!隣の道の駅「かめまる館」で東京では見かけないジャムモナカも食べた。
 夕方は父の知り合いの個展に家族で出かけた。見終えたあと、夜ご飯に何を食べるかでかなり長い時間悩み、空いていて良さそうな場所をぐるぐると探し回ったがなかなか見つからなかった。その途中、海沿いの道路を走っているとき、ずらりと積み上げられて並んだテトラポッドと、それを作っている重機を見た。それから巨大な船が停まる、広い堤防のような場所に車で入ってみると、フェンスの向こう側に廃棄された鉄屑の山があった。水たまりがあり、打ち捨てられた何台かの自転車もあった。その不思議な空間で家族写真を撮った。
 夜、もうの散歩に出ると、登る木を探しているセミの幼虫に出会った。まだ夏は続くのだなと思った。家の庭にブラックライトを設置してから、歯磨きをして寝た。

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