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自分の万一に備えて 愛するペットのために考えたいこと

こんにちは!様々な専門家と気軽に相談出来るサービスを提供してるトークンです。最近では家族として高齢者の方でもペットを飼うことが人気です。

2018年の全国犬猫飼育実態調査によると、70代で犬を飼育している割合は10.0%、猫では7.5%という結果となりました。全体の1割程度と少ないものの5年前と比べて減少はほぼ見られず、一定数のご高齢の方がペットと暮らしていることが分かります。そこで今回は、ご高齢の飼い主さんの不安である「自分のもしもの時」の対策について一緒に考えてみましょう。

元気なうちに考えておきたいペットの将来について、犬猫飼養アドバイザーの勝部先生にお話を伺いました。

介護が必要でも安心な「老犬老猫ホーム」

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動物の医療技術の進歩やペットフードの品質向上、そして飼い主の意識向上などにより長生きできるペットたちも増加しました。そのため、最近では「老犬ホーム」「老猫ホーム」の利用が普及し始めています。これらは人間の老人ホームのように、介護が必要になったり身寄りのなくなってしまったペットたちの預かりや生涯飼育してくれる施設です。

利用者の中には、ご自身がホームに入居することが決まったタイミングで認知症を発症している愛犬を預けたという方もいらっしゃいます。老犬老猫ホームなら、認知症を発症していたり介護が必要な犬や猫の場合も専門の介護スタッフが飼育管理してくれるので安心です。

「ペットと一緒に入居できる老人ホーム」

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飼っている犬や猫と一緒に入居できる老人ホームも増加傾向にあります。ご家族や施設にペットを託すのは安心ですが、ペットと離れ離れになってしまうことによって心にぽっかりと穴が空いてしまい、生活の質が落ちてしまうことが問題視されています。ペットと入居できる老人ホームなら、ご自身の「もしも」の時の心配もなくペットと一緒に過ごすことができます。

ペットと同居可であっても入居者全員がペットと一緒というわけではなく、アレルギーを持った入居者もいるため施設内に制限が存在します。しかし、動物と触れ合うことによって癒し効果が期待できる「アニマルセラピー」の観点からもペットと同居可の老人ホームは注目されています。

書面でしっかりと契約する「ペット信託」

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ご家族や信頼できる知り合いにペットを託すことがいちばん安心できますよね。しかし、その場合であってもご自身が元気なうちに意思を伝えておくことが重要です。そして、たとえ近しい仲であってもペットの飼育費用を用意して委託ことも忘れずにいたいですね。その場合には行政書士による「ペット信託」を利用し、書面でしっかり契約しておくと安心です。

ペット信託なら飼い主にもしものことがあったり施設に入居した際に、契約を結んだ相手にペットと飼育費用を託すことができます。自分の「もしもの時」がいつなのかは誰にもわかりません。どんな選択肢であれ、自分が元気なうちにしっかりと意思表示を残しておくことが重要です。

まとめ


2013年に改正された動物愛護管理法では「できる限り当該動物がその命を終えるまで適切に飼養することに努めること」と規定されました。ご自身の「もしもの時」に備えてペットのことを考えておくことも飼い主の義務であると言えます。「老後とペット」という多くの飼い主さんが抱える不安に対応し、最近ではペットのためにできる老後の選択肢が増えてきました。ご自身が元気なうちにしっかりと対策をしておくことが重要です。

今回お答えいただいた専門家

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勝部千尋 先生
保護犬猫4匹と暮らす。ペット情報サイトでの取材記事やコラム執筆を行いながら、犬猫飼養アドバイザーとして犬や猫の食事、しつけ、生活ケア、ペットロス等の飼い主の悩みに寄り添っている。
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