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フォルテヴィータ初来訪、そしておそらく最後の(前)
去る2月22日、イマーシブフォート東京にお邪魔してきたため、そのレポートを書きます。
目当てとしては第五人格のアトラクションだったのですが、今回はその話ではなく、イマーシブフォート東京、フォルテヴィータという街自体を前情報一切なしで初見無攻略本プレイしてきた感想と思ってご覧ください。
IMF東京ってなんなの
今回は初見勢の感想を話すので、初見らしい話をします。チケットをとるために私がHPを開いたときの感想は、
「よくわからんが、自分で参加できるタイプのアトラクションがいっぱいあるところらしいな」ということ。
リニューアル間際でHPはおそらく半ば改装中であり、私がパっとみてわかる存在するアトラクションは、
・シャーロック・ホームズ
・東京リベンジャーズ
・江戸花魁奇譚
・第五人格
この4種らしい。
実際に出かけたらもっといっぱいいろんなものがありましたが、実際出かけるまでまじで全容がわかりませんでした。
本当に俺は家から30分のところをなぜ今までこなかったのか。
「必ずエプロンを身につけてくること」
チケットの前売りを購入して赴いたのですが、当日の朝、チケットの確認をする際、謎の手紙が手元に届いているのに気がつく。
どうやら私と知り合いらしい。宛名は身に覚えのない名前だが、この書きようは知り合いである。
アルマさんと仰る方曰く、「どんなでもいいから、必ずエプロンをつけてくるんだよ。あたしもいまだに白いエプロンをつけて、旦那を追いかけ回してるからね」とのこと。
それならばまあ、そのようにしようと思い、インド綿のワンピースタイプのエプロンを鞄にいれる。
これが全ての間違いの始まりであった。
号外、新聞記者、そしてニアミス
中に入ると、まず号外を配られる。この時点で、ほーん、ここはそういう、なんか街に旅行に来た的な設定で始まるテーマパークなんだな?と気づく。
人工の空が広がる街並みは夜の地中海風。見回す看板や張り紙の文字は英語とイタリア語とラテン語の英語多めくらい。観光地でもあろう。だが、さまざまなお店はみなシャッターがしまっている。春先の地中海なんか雨ばっかりで惨めだからな。オフシーズンなら当然だ。冬の熱海の店がだいたい閉まってるようなものだ。
「すみません、エプロンをもってこいというお達しがあったんですが」と訊ねると、新聞をくれた方が「あそこに新聞を書いた記者さんがちょうどいらっしゃるのでついて行ってみるといいかも」と仰ってくれたが、ニッカボッカにハンチングを被ったその記者のかたは目の前で歩き出してしまい、そのままなんとなく見送ってしまった。
ここで最初のニアミスを起こす。
まあ、エプロンもつけなきゃいけないし、ロッカーに上着を預けたいしね…。と、合流した友達と頷きあう。
なお、その後判明するが、事前の手紙に気づいていたのは私だけだったらしい。
新聞の中身が遊園案内を兼ねていることには気づいたが、街の中はかなり暗く、ベンチやちょっとした椅子はかなりたくさんあったものの、ここで新聞の細かい文字を追うのは難しいように思い、また目当てのアトラクションもあったので、帰宅してからゆっくり読めばいいと読むのを放棄する。
第二の失敗である。
アルマさんと出会えない
さて荷物を預け、とりあえず、エプロンを装着し、歩き回ってみる。
おそらく大通りであろう街並みを通り沿いにずっと歩いて行くと、街の広場に着く。街のモニュメントらしき、3人の女性の像があり、ここでじきに着くという連絡のあった3人めの友人を待つ。
………
なんか機関銃とか自動小銃を持った人たちに連行されてる人たちがいるな……。のちのちもこの集団(銃を持った赤い服の集団に捕縛されている人々)とはたびたびすれ違った。
さて歩いていて気がついたんだけども、もしかして私の持ってきたエプロンは誰にもエプロンと認識されていないのではないだろうか!?そうかも!
前後のあるワンピースタイプだし、色柄はめちゃくちゃ入ってるし、あんまりにもエプロンっぽくなかったかもしれない……!
私は何か、汚れるような物事に巻き込まれる可能性があると認識していたが、このエプロンが俺が誰かを識別する方法なのだとしたらこのチョイスは完全に悪手だったぞ……!
そのように気づいたため、コートの上からエプロンをつけてみたり、いろいろと試行錯誤をした結果、最終的に「人にきく」という原始的かつ間違いがないはずの手段に出ることにしました。
すみません、アルマさんて方からお呼びいただいてエプロンを持って参ったのですが……。
通りのお姉さんによると、「15分くらい前までここにいたんだけど……歩いていたらまたみつかるかも」とのこと。
すれ違いかあー……。とりあえずもう一人と合流してからだなあー。
しばらく待ち、友達と無事合流し、もういちど他のひとに訪ねてみる。
「さっきまでここにいたんだけど、うーん、あと1時間くらいしたら戻ってくるかも」
……1時間かあ〜……ほな……まあ……アトラクションにでも並ぶかー……。
第五人格がなくなるっていうので来たしな……。
なにかは起きている
今回の目当ては第五人格のアトラクションだったのだが、私はとにかく遊園地というものに来たのが約30年ぶりであり、遊園地というものがいまいちわかっておらず、VIPパスの「13時から15時」という表記に「2時間かかるアトラクションてことかな?」と思っていたり、あとゲーム内で利用できる限定スキンがもらえるには2回は遊ばないといけないということを知らなくて、ちょっと並ぶのに二度手間をやってしまい、申し訳なかった。
今から考えると、普通に並んで一回めをクリアし、VIPパスで2回めに並ぶ、が最効率だったように思う。でも並んでるとき待ち時間の雰囲気見えなかったんだよなあーーーーー。多分滞在時間のうちの2時間くらいは並んでる時間だったんじゃなかろうか。でもどこの遊園地もこんなもんなのかもしれないな。
とはいえ、アトラクションに並んでいる間にもなにかは横で起こり続けている。長蛇の列の人々の横で、さっきの赤いジャンプスーツに機関銃の集団が、通りゆく人々、無辜の一般来場客にハンズアップさせて引きずっていくのを横目にみる。
さっき連行されてた人たちはこの人たちのように思えます。いたるところで誰かが連行されているらしいな。そういえばさっきなんかどっかで銃撃戦らしきものが起きていたなあ。黒山の人だかりでよく見えなかったが……。
この集団の持っている銃のようすからすると、自動小銃や軽機関銃実装以降の世の中だが、その他の人々の様子と町の様子からすると、特に新聞記者の方のニッカボッカが現役らしいから、てことは軽機関銃の人たちがこのゆうえんちの人たちであればここの街の設定はおそらく1910〜30年代、一次対戦後二次大戦前の時間設定くらいであろうかなあ。二次大戦後でなければあの形の小銃はないけど、ニッカボッカがなあ。警備員さんがたもけっこういまふうの格好だしな……。間をとって、うん、こんなところだろうな
でなければ、あの人たちはなんか東リベのアトラクションの人たちかな?ちょっとさすがに服装と銃器が新しすぎるもんな……M16らしきもの持ってる人たちもいたもん。東リベであろう。
今のうちに言っておきますけど、この予想は全然違います。
謎はあとで解ける!!!(帰宅後)
第五人格楽しかったな
フォルテヴィータ自体の感想からはちょっとはずれるんですけど、第五人格のアトラクション、楽しかったです。
アトラクション自体について詳しくは語らないんですが、ゲームに入るときの流れがとてもスムーズで、あと、あの人工の描き割りの街の中で行われていることそのものが、第五人格のゲームをプレイしている人間としてはうれしかったね。ゲームのどの居館の窓から見ても、窓の外ってかきわりだもんな。霧の山荘とかさ。あのー、中華街マップの偽物感とかね、あれがすごく近かった。あの街のなかで第五の曲が流れてるなあ、と思うのってそういうことだったですよ。
あと、ジョーカーがジョーカーだった。泣きピエロでもセルゲイでもなくて。今となってはそれが一番嬉しかったかな。
それはそれとして、俺は相当怖い思いをし、タバコをぜんぜん吸わない残り2名に「すまんが一服させてくれ」と泣きついてしまった。
実際のゲームでの試合が終わったあとも、俺はこんな感じになっています。
一回に摂取できる量のハラハラに上限があって……。
真珠の首飾りのお兄さん、警備員さん
どうも噂によると喫煙所自体はあるらしい、のだが、道が一向に分からなかったし、結局アルマさんにも出会えていない。結構広くて、路地も複雑であるし、なんか至る所で何かの音がしていて黒山の人だかりがあるため、必然的に裏道の人気のないところをずっと歩いていた。
どうしようかなと思いながら歩いていると、「アラーッ、アルマさんとこの?」というよく通る声がきこえたので、発言者に声をかけてみることにした。真っ赤なベロアのスーツをかなりタイトに着込み、袖口と襟元からはピンクのフリルが除き、パールのロングネックレスを三連でつけている、ジャーヘッドに近い刈り上げのお兄さんである。
時刻はこの時点で、午後3時を回っていた。
俺:
すみません、あのう、ちょっとよろしいでしょうか。
先ほどアルマさんという言葉が聞こえたので、
お声がけしているのですが……アルマさんのお知り合いでは?
お兄さん:
えっ、知ってる知ってる!あらっ、なあに、どうしたの?
俺:
じつは、アルマさんからお手紙をいただきまして、
エプロンを持って馳せ参じたのですが、
まだお会いできてなくてですね。えー、ご存じではないですか?
お兄さん:
えーっ……まだ会えてないの!?
さっきまで旦那さん追いかけ回してたんだけど……
ウーン、そうねえ、1時間くらいしたらまた会えるかも。
俺:
そうですか。ありがとうございます。
……ついでにつかぬことをお伺いしますが、お煙草は吸われます?
お兄さん:
あたしは吸わないけど。
俺:
や、これは失礼しました。
もしや灰皿のあるところをご存知かとおもったのですが……。
お兄さん:
あーっ!ハイハイハイ、吸わないけどね、あたし知ってるわよ。
この先ずっといってちょっと曲がるとね、
エレベーターっていうのがあるのよ。それで上にあがって、
奥のほうにずーっと行くと、灰皿あるところがあるわよ!
エレベーターってあたしなんなのかよく知らないんだけどね!
不思議な箱らしいわね!
俺:
………(ちょっと考える)……新しい機構ですからね。
アメリカなんかじゃ、もうだいぶあるらしいですよ。
お兄さん:
そうなの?あたし詳しくなくって。なんなのかしらね?
俺:
いずれにせよ、どうもありがとうございました。
お兄さん:
いいのよ!チャオ!
今思うと、この会話自体がけっこうな伏線になっていた。
工場などで使われる水力式のエレベーターは19世紀初期にはもう実装されていたが、電気式のエレベーターがドイツで発明されるには1850年を待たなければならない。
アメリカの建築ラッシュは1880年以降激化し、いわゆる"摩天楼"とよばれるビル群にはエレベーターが無論完備されるようになっていたが、もし20世紀以降の時代設定であるとしたら、エレベーターを「知らない」ということがあるんだろうか。
でもなあ〜、50年台っぽいスーツだったしなあ〜。そういうファンタジーの土地なのかなあ〜。
喫煙所にて、タバコを吸う。この階はなんか、なんもなくて本当に辺りが暗いし、喫煙所のさらに向こうなんか真っ暗なんで足を運ぼうとも思わなかったんだが行っときゃよかったな〜〜〜。
自販機でコーヒーを買い、ベンチで待っていた友達たちのよこに座り、第五疲れをやっていると、警備員さんが通りかかる。ごく普通に「チャオ!」とご挨拶くださり、俺たちもなんとなくそのように返す。
この時は私は疲れすぎていてアルマさんについて尋ねられなかったんだけども、ぼんやりと、この遊園地のあいさつなんだなこれ、あいさつが一貫しているんだなあ、と思っていました。
これも伏線でした。
キャバレーのお食事とショウ
誰もお昼ご飯をたべておらず、俺に至っては朝ごはんすら食べていなかったため、ここいらでさすがにご飯をたべたく、その名もキャバレーというレストランに入りました。
これはなんか、もう普通にただただ楽しかったですね。撮影も可。
変な話なんだけど、本当のキャバレーじゃないからすごく素直に楽しめたというか、フレンチカンカンなどもとても健全なアレンジがされており、ノンアルコールで、楽しくて嬉しい!だけを詰め込んだ舞台でした。
4時少し前という半端な時間だったので、お席がわりといい席に座れて、ご飯をゆっくりいただいたあと、17時からのショーの間、20分ほど長回しで撮影をさせてもらいました。
ヒュー!っていったり、おねえさんやおにいさんにハイタッチしてもらったりした。ダンサーさんではなく、店員さんの方に店内のスケッチをほめられてちょっと恥ずかしかったです。
アルマさんとの邂逅
さて、お食事どころから出て、このあとどうしようという17時半ころ。
街を歩き回っていると、牢屋みたいなものが2棟ある。
この街で何回か見かけた、連行されていた人たち、おそらくアレはここに詰め込まれていたのかもしれないね、という話をする。
さて、閉園までまだ時間があり、もう1アトラクションくらいいけそうではあったが、どうしてもアルマさんが気になっていた俺は、ヘンゼルとグレーテルのアトラクションに入ろうという話をしていたとき、アトラクションのおねえさんにアルマさんのことを尋ねてみた。
お姉さんはとてもびっくりしたご様子で(おそらくここまで会えない人もめずらしいのだろう、素の驚きに近かったと思う)、通路の奥を指差しながら「あと15分くらいするとあっちの橋の下で決起集会っていうのがあって、その時は必ずいらっしゃると思いますよ」と教えてくださった。
15分、もう間がない。
ここで友人二人に「俺そっちに行ってもいいか!?」と尋ねると、快諾してくれたので、教えられた橋の方向へ向かう。
道端においてあるピアノを、誰かが弾いている前を通り過ぎる。
街並みは暗く、街灯がついており、おそらく外もこのくらいの時間であろうと思われた。
どの橋の下なのかがわからなかったので、途中で出会った警備員さんに、再度場所を伺う。丁寧に場所を教えてくださる。
「……あのー、アルマさんがいらっしゃるって聞いて向かってるんですけど、決起集会ってなんなんですか……?」
「えっ!?!?!?」
知らないことある!?って顔をされるすみません。
警備員さんの説明によると、地元のどこどこっていう集団と、新興勢力の赤い服のどこどこっていう集団の抗争があり、その新興勢力に争うための決起集会が18時より、この橋のたもとであるとのこと。
そしてアルマさんは必ずそこにいらっしゃるとのこと。
かなり慌てた素の様子で「ええと、〇〇家の騒動ってイベントに参加していただければ絶対会えたんですけど」と言ってくれたので、マジでこんなに会えない人いないんだろうな……。
そうこうしているうちに、橋のたもとに人があつまってきた。
これでアルマさんにお会いできなければ、俺がエプロンを持ってきた理由はキャバレーでお食事をするときに服を汚さないためのみになる。
いや、それがエプロンの存在意義だろうと言われたらそうなんだけどさ。
でも他のアトラクションに行かずにこっちにこさせてもらったので、そこは是非お会いして、誰だかくらいわかりたいじゃんよ。
第五人格のアトラクションに並んでいるときなども、まわりのお客さんがたと話をすることができたので、俺はまあまあの度胸がついており、人混みの中で俺はちょっと手をあげ……幸いにも俺は声があほのようにデカく、そしてよく通るため……
「すみません!!あの、朝からエプロンをかけてアルマさんを探していたのですが、いまだにお会いできていません!もし、アルマさんがいらしたら、どうぞあわせてくださいませんか!?」
と言った。周りの人たちは快諾してくださいました。ありがたい。
そうこうしているうちに時間がきたのか、人だかりの前に誰か……白いエプロンのおかみさん然とした方が……あれか!あれがアルマさんか!
みんなになんらかの指示をだし、離れようとしたアルマさんをひとたちが引き留めてくれ、俺を前に出させてくれ、俺はもうへとへとだったので、両手でアルマさんの手を握り、「朝からずっと探してました………!」と声をかけた。アルマさんは困惑していた。ごめんね。
人混みの中にいたのでそのまま人混みの中に立っていると、どよめきがあり、通りがかった人がいる。
あれは喫煙所の場所を教えてくれた真珠の首飾りのお兄さんとさっきここの場所を教えてくださった警備員の方ではないか?
ということで俺は声がでかいので、
「おにいさーん!!アルマさんに会えました!ありがとうございました!」
とことの顛末を報告したところ、真珠の首飾りの方、笑顔で
「あらーっよかった!でもあたし、お姉さんなの!」
………俺は……他人の性自認を勝手に………。
申し訳ないことだった。ほんと、一朝一夕にリベラルにはなれないですね。
決起集会、そしてグランドフィナーレ
さて、ここで俺の大方の目的はもう達したといってもいいのだが、人混みの中ということもあり、なんらかのイベントに参加できそうということもあり、なんとなくまだ残っていた。
残りながら、なんとなく困惑していた。だって俺は遊園地に遊びにきたはずで、エプロンもってこいっていった人を探してただけなんだぜ?
それなのに、なんでだろう。いつの間にか政治集会に参加することになっている……。
橋の上から演説が始まる。
知らない若い男ふたりで、灰色のスーツを着ている。
あたりを見回すと、小さい手持ちの旗を振っているひとたちがけっこうな数いる。先頭の方々が、大きな振り旗を持たされている。
シュプレヒコール。
歓声。
なんとなく参加する。だって俺もその場にいるからね。
何がおきてるのか何もわかっていないけど……。
行進が始まる。
くらい街の中を、広場まで歩く。三人の女性の像があったあの広場である。
そして女性の像の周りで、なんらかの演説、なんらかのドラマ、ブーイング、歓声、シュプレヒコール、誰だかと誰だかの因縁、なんらかの感動的な出会いと別れ、といった出来事が次々に起こり、母と娘、恋人たち、兄弟、夫婦、なんかいろんな人たちが一人ずつ、一人ずつ歩いて舞台を降り、そして、去り、「この街は皆さんに託そう!」という、灰色のスーツの男のよく通る声、ちらほらときこえる啜り泣き、無人の街、の、夜明け………
うん、なんっっもわからん。
マジでなんもわからん。確かにいろんなとこで演説らしき声とか、紙吹雪の跡とか、銃撃戦らしき音とかがどこからか聞こえてきたりとか、あったなあとは思っていたんだ。でもなんっっもわからん。
全ては俺の横を静かに通り過ぎていった。
俺はなんとなく政治集会に参加し、なんたとなくの高揚感を得て、なんとなく何かの終わりだけをみました。
いやー……。
プラハの春とかに参加してた人たちも、けっこうな量がこうやってなんとなく参加したんじゃねえかな……。
俺は何にも関わらなかった。なんとなくバスチーユを襲撃しにいった人であり、なんとなくベルリンの壁を壊しにいった人であり、この街の政治的な部分についての見識も見解もひとつも持たないままなんとなく参加した民衆……というよりは、大衆であり、……
これ、このあと政治的空白のせいでずっと紛争地域になっちゃうやつなんじゃないか?って思いながら、明るく晴れた街の中を、外に出て、帰った。
街の外は夜だった。
冬の有明の、寒い、夜。
まって、もう一回来たいが!?!?!?
あまりにも長くなったので、一旦ここまでで切ります!
個別のアトラクションについてとか、
帰ってから知ったことの感想などはまた後日!
後半です
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