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# 35 現役のアールが打ち明ける!e-sports実況アナの実情!時代は専業可?

e-sports実況のパイオニアであるアールが打ち明ける実況アナの実情!キャスターを目指す方はぜひ聞き逃しなく!
また、各地で増えるゲーム/e-sports団体についてアールの見解。KOFとSEVのコラボについても!

今回もゲームに特化した情報をお届けします!

番組は各種ポッドキャストから配信していますので、ぜひお聴き下さい!
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【今回取り上げたゲームニュース】
▼KOF ALLSTAR でストリートファイターVチャンピオンエディションとのコラボ 開催決定

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また、プロプレイヤーからゲーム業界を支える裏方まで、毎回業界への影響力が強い人物をピックアップしてご紹介します。
(「ゲーマーの流儀」内でアールがお話ししている内容です)

(e-sportsキャスターを専業にされてる方は日本でどれくらいいらっしゃるんですか?)

 「e-sportsキャスター」・・・、どれぐらいだと思います?

(少ない・・・?)

 その理由は?

(まだ一般的に広く認知されているわけではないから、子供たちがなりたい職業はe-sportsのキャスターではなくプロゲーマーさんなのかなと思います。キャスターを目指す子どもたちはまだ少ないと思います)

 つまりニッチだから少ない、食っていけてる人が少ないになる。でもそれだと食べていけちゃいますね。

(うーん、何でしょうね)

 意外にこれに関して考えてる人少ないだろうなって思うんですよね。

(でも実際にe-sportsキャスター専業の方って少ないってことですか?)

 もし少ないんだったらそれは食える席が少ないからですよね、専業が多いんだったら専業でやっていけるだけの市場があるってことですよね。さあ果たしてその市場は、その椅子は多いのか少ないのかどっちなんでしょうね?

(アールさんがe-sportsキャスターのパイオニアっていうことで番組ご一緒させていただいてますけど、どうなんですか?実際のところ)

 この前たまたま「ハメコ」って言うね、一緒によくやってる解説をすごくいろんなゲームやってるやつと話をしたんですよ。そういえばタイムリーなんですけど、「今の業界でe-sportsキャスターのみで仕事できてる人ってどれぐらいいるのかね?」みたいな話をたまたましまして、ただ自分もハメコも、我々は果たしてまず”e-sportsキャスターという括りで良いのか?”っていう話から始まったんですよ。だって別にキャスター業に軸足を置いてるけどまあ自分で言ったら他の仕事も色々やってる訳ですよね。それこそ運営さんに絡むような仕事も、例えばドラゴンクエストのソーシャルゲームとかもやってるし、ゲーマーの流儀もももちろんe-sportsキャスターの仕事ではないし、ストリーマーもそうだしe-sportsじゃないタイトルのイベントのMCとかもやったりもするし。となると、「色々合わせ技だよね」って話になってきて。ハメコもハメコでもちろん色々番組MCもやってたりとか解説業の他にライター業とかもやってたりとか結構色々なんですよ。じゃあキャスターだけでお仕事できてる人ってどれぐらいだろう?そしてその人たちはどういう風な仕組みだろうねっていう話をした時に大体キャスターだけで今専業で食べてる人って、まずプロリーグがあって例えばLOL(リーグオブレジェンド)のプロリーグって、約一年間ぐらいずっとやってるんですよ。キャスターはそのリーグ専属のキャスターになるんですよね。

(専属の他のは出ちゃいけないってことですか?)

 出ちゃいけないってことはないですけど、基本的にその人のスケジュールはそのリーグに合わせて抑えられるっていう感じ。そんな人が何人もいて、その人たちはもう専属だしそれで食べていける。リーグが続く限りっていう立ち位置を築いていて、キャスター専業でやってる人っていうのはほとんどがそういう人ですねプロリーグの仕組みがあって、そのプロリーグの仕組みの一部にその人がなってるから、それ以外の仕事っていうのをやる必要はない。・・・ではなぜアールやハメコはキャスター以外の仕事をやってるでしょうか?

(・・・ストリートファイターを広めたいから、ゲーム愛があるから)

 30点。間違ってないけど30点。

(仕事の単価が低い?)

 プラス20点。あと半分明確な理由があります。他の人とは違う明確な理由があります

(お呼ばれされるから?)

 うんプラス10点ぐらいですね。・・・時間切れです。正解は「色んなことをやらないと食えない時代から活動していたから」です。今から10年前とかだとキャスター業だけで食べるってことは、イベントに呼ばれたものだけが収入じゃないですか。イベントの数も少なかったし、もちろん単価も低かったから、収入としてはやっぱり低かったんですよ。だから色んなネットタレント的なことをやったりとか他のMCをやったりとかライター業をやったりとか、全部合わせ技でゲームに関わる仕事の一部にキャスター業があった。自分がやりたいことはキャスター、中でも実況だったんで、実況に力を入れていた。それで時代が変わって10年たったらどうなったか?って言うと、プロの制度も整ってプロリーグとかもできて、それでイベントの数もめちゃくちゃ増えた。だから結果的に今だったらキャスター1本でも全然やらせてもらえると言うか、やっていけるんですけど、でも今までの活動の延長っていうことで色々やってることがあるから、それも続けている。となると、キャスター専業ではなく色んなことをやってるよねっていうのが自分とハメコの活動の内容なんですよね。だからここ2、3年とかでキャスターとしてやろうってなった人は多分そういうリーグの一部に組み込まれた人とかが多い。確立されていったからもうそれだけで生活していけるようなギャランティになっているってことなんです。

(アールさんはもうキャスターだけで生活していけるってことだったんですけど、そっちを専門でやろうとはハメコさんも思われなかったんですか?)

 キャスターだけでももちろんできるんですけど、時間がある。ゼロじゃないっていうのと自分に関して言うと、色々やるのが好きだから結局そこは性格だと思うんです。キャスターだけをやりたいっていう人は多分キャスターに専念すると思うんですけど、自分の場合は考え方としていろんな活動をすることが結果としてキャスターやる時にも生きるよねっていう考え方をするんで、こういうゲーマーの流儀でお話しさせていただくことも楽しいし、”業界を広げる”って一番初めに中村さんが言ってくれたように格闘ゲームってこんなに面白いんですよっていうのを広めることにも貢献できてると思うし、そういうのが好きだから別にキャスター業が超忙しくて寝る時間ないってなっても他のことを止めるってことはないですよね。

(年末記憶忙し過ぎて記憶無いとかおっしゃってましたよね)

 そうそう、去年の8月ぐらいから休みがなかったんですよ。時間があったら配信とかしちゃったりしてるるから。この前カプコンプロツアーがやっと終わって、その終わった日にハメコとたまたま2人で食事に行って話したんですけど「ちょっと休んだ方がいいよね」とか話してた。「本当によくここまで業界が大きくなったよね」って。10年前から本当に手弁当でやってたような時もずっとあったんで、感慨深かったです。今はそのキャスターとしてもやっていきやすい時代ではあると思うんで、もっともっとそういう人がたくさん生まれるように僕たちにできることって何かあるのかね?っていう話をちょっとしてました。

(今のゲーム業界的にはキャスター専業でお仕事は出来やすくはなっている?)

 出来やすくなっている。最終的な答えですけど、今はキャスター専業でやれている人は日本に20人いないと思う。多分ね。ちゃんとは分かんないですけど、やれてるように見えている人でも、実はその制作会社の社員さんを兼業してたりとか、そういう人も結構いるんですよ。だからキャスター1本でフリーランスでやってるっていう人はそんなもんなんじゃないか。

(めちゃくちゃレアなお仕事ですね)

 考えるとそうですよね

(日本に二十人くらいしかいない・・)

 でも兼業でやってる人も含めたら、もっともっと増えるんで、キャスターだけでも食べれる人がたくさん生まれるような世界にしていきたいですよね。

(ゲーマーの流儀#35より)

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ゲームに特化しまくった「ゲーマーの流儀」。
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MC :アール @papatiwawa
アシスタント:中村優花 @new_kind_flower

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