そうだパラディンになろう その3
そのゲーム内では
初期の職業は
ノービス(無職)と呼ばれていました。
戦っているノービスさん達に声をかけてまわり
良いよーと言ってくれた
やさしいお兄さんお姉さん
のところに
自分でも倒せる
ノービスさんには経験値が美味しいであろう
ちょっと強いモンスターを連れて行って
攻撃は自分が受けながら
彼らに倒してもらいます。
そうして
ノービスさんのレベルが上がると
ちょっと誇らしい気持ちに
勝手になっていました。
人の役に立てた!(と思っている)達成感ですね。
多分 喋りかたからして
こいつ ちび助だな とバレていたと思うので
やさしい人達に
逆に面倒を見てもらっていたのだと思います。
当時はありがとうございました。
そうして何人かのノービスさんに
世話焼きごっこを繰り返すうち
メガネをかけた緑髪のノービスさんに出会います。
メガネをかけている時点で
(初めの町の周辺でメガネを落とす敵は居ないので)
いくつもキャラクターを持っているか、お友達がいるとわかりそうなものですが
ちび助にはわからず。
話しかけて
いつものように ちょっと強めのモンスターを殴って
その人のところへ つれていきます。
倒して 次を連れていきます
倒して 次を連れていきます
倒して 次を連れていきます
あれ....?この人のレベル上がらないぞ??
ようやく気づきます。
そこで確認させてもらって
快く教えてもらった
その人のノービスキャラのレベルは
確か、50を超えていました。
しかも他にもキャラがいるとのこと。
めちゃくちゃゲームをやり込んでいる先輩ではないですか。
言わなくてごめんね..!
と確か言って頂き
(ごめんねも何も、こちらが割と強引に遊んでもらっていたのですが)
友達になってもらいました。
そうして逆に色々
たとえば
初心者装備をもらったり
剣士から騎士になると何ができるか
と言ったことを教えてもらったりしました。
その方がメインで遊んでいるキャラクターは
騎士だったので
ちび助はますます
鳥に乗れて、皆を守る壁になれ、
親切で、自分と遊んでくれる、かっこいい姿に
憧れを募らせ
コツコツと自分のレベル上げもするようになりました。
つづく
本日もお読み頂きありがとうございました!
次回 コツコツやってもLvは上がらない!