本を読むのが不得意ならビジネス書を読めばいいじゃない
現実の本の流れに逆行する人々
皆さんはビジネス書(ハウツー本なども含めて)というものにどのようなイメージを持っていますか?私が思うに、割と多くの方(主に本を読む方)は、ビジネス書を怪しい本かの如く言い、嫌う人が多いように思えます。実際にビジネス書を読んでいた私に対して、「学がない」などと、馬鹿にしたり、さらには「こんな本を読んでいるから貴様は……」などの誹謗中傷まで受けたことがあります。
このことからわかるのは、ビジネス書を読んでいるから……といったネガティブなイメージをビジネス書に持っている人が多いということです。
しかし、そんな人は、時代の流れに逆らう人々で、夏目漱石の『こころ』で言うなら、「K」のような、人物なのです。
ビジネス書が良いものかどうかは置いておいて
本稿で私が述べたいのは、決してビジネス書最高!とか、そういう話ではありません。ここで述べたいものはビジネス書は読書初心者には便利な本であるという事実を述べたいのです。
ビジネス書は読書初心者には便利な本であるという事実
これを理解していただきたい。なぜ二回繰り返すのかといえば、これを理解せず(おそらく読んでもいないのに)批判するという、まったく意味のない批判が来るからです。それは、批判ではなく、誹謗中傷です。もう一度言います。
批判ではなく、誹謗中傷です
自分にとって都合が悪いから、叩くと正義感が満たされて気持ちがいいから、そんなものは批判ではない。現代の日本人は批判と誹謗中傷をはき違えています。なぜ、こんなことが起こるのかといえば、それはやはり、本を読んでいないからと言わざるを得ません。
読書初心者にとって心強い存在である
本題に戻ります。ビジネス書は、分かりやすくまとめられて、その上図解までされている場合もあり、視覚的に分かりやすいです。ただし、紙面の都合上、解説の都合上、情報が薄い場合があるので、そこを批判する人が出てきます。でも、ビジネス書はそれでいいんです。ビジネス書は
難しい本を読む前に読むと便利
なのです。いきなり、国際法の勉強をするのではなく、『国際法で世界がわかる』とかを読んだほうがより理解が深まりますよね。
やっていることはそれと全く同じです。読書が得意な人にはわからないかもしれませんが、そもそも読書の仕方が分からない人もいます。そういう人が『読んだら忘れない読書術』を読んでから読むのと、全く知識無しで読むのとどっちがより理解が深まるかは言うまでもなく前者でしょう。
ただし、落とし穴もある
しかし、ビジネス書は落とし穴もあります。第一に、「何の根拠もなしに」書かれている本もあるということです。これらの本は生き様を勉強するとか、そういった特殊な用途にはいいかもしれませんが、参考にはなりませんよね。この本を見分けるにはどうすればいいか。それは、
本を読む
ことです。速読で読むべき本か否かを把握すれば、そこまで時間もかからないで、判別できます。
ちなみに、これは『読書の技法』という本に書かれていた方法です。
第二の落とし穴は、「深い知識までは知れない」ということです。深い知識を知りたければやはり別で勉強しないと分かりません。まぁ、それは当然の事ですがね。
ビジネス書の需要は昔からあった
また、本稿でお伝えすべきことがもう一つあります。それが「昔から需要があった」ということです。
ビジネス書、というかハウツー本に対してあまり良い感情を持っていない著名人が居たのは事実です。例えば、梅棹忠夫氏は『知的生産の技術』のまえがきには
と述べています。(もっとも、これはハウツー本が良くないという話ではなく、自分は書きたくないという話ですが、逆に言えば、この『知的生産の技術』はハウツーものとして売れてしまったとも読めるのではないでしょうか)『知的生産の技術』が1969年の本であることを考えれば、そんな昔からハウツー本、ビジネス書の需要はあったと言えるでしょう。
ちなみに、私の考え方を形成した本の中でも、梅棹忠夫『文明の生態史観』が私に与えた影響は計り知れません。これを分かりやすく解説した、入門書としてのビジネス書が出れば、より多くの人がこの理論に触れることができるようになると思いますが、やはり難しいのでしょうか。
おわりに
この記事の結論を言いましょう。
ビジネス書でもいいから本を読んでみよう!
本を読むことは楽しいことです。私も小説やら、ラノベやらを読んで本が好きになりました。(それについては項を改めて紹介します)
そして、ビジネス書を読んで、ふーんってなりながらいろいろ本を読む癖がつきました。だから、どんな本でもいいからまず、読んでみましょう!
本が高いよ!って人は……
Kindle Unlimitedに入りましょう。ビジネス書もたくさん読めますし、本稿で紹介した『知的生産の技術』も読めるみたいですよ!
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