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【626/1096】前提について

生きていることについて
前提がどうであるかは
その人の生き方を映す

よりよく生きるために生きているか
生きている意味を説いているか
なんのための生なのか
どうして生まれてきたのか
そもそも生とはなんなのか
死とはなんなのか
死とは無なのか否か

一度きりの人生だから…
なんていうけれど
一度きりと思っていない者もいる
死の先の世界
体を捨てることで得られるもの
考え方は人それぞれ

生きてるだけで丸儲け
それもわかる
生きることは苦しみ
それもわかる
生きてるからこそ感じられる
そして
死して尚 存在すること

きみはどう思っていた?
死ぬことは
解放だと思っていただろうか

どんなに苦しくとも
死にたくはなかった
生きてなんとかしたい
それがわたしの前提だった
生への執着
それはたぶん後天的なものでない

きみの死により
生きることを
肯定できない理由が生まれて
前提は覆される
わたしは生きていていいのだろうか
罪悪感 自罰とは別の
生きることへの違和感があった
どうしようもないことを
起こしてしまった自分と
どうしようもないことを
受け入れなければならないこと
その2つにより
生というものへの認識が混乱する

専門家へ通うこと
その他のさまざまな事柄
この2年を超えてみて
生きていていいのだと
思えるようになった
文字にすれば2行のことに
かなりの時間と思考を費やした
これからも揺らぐこともあるだろう
それでも
生きたいなら生きていていいなと
思えるようになった

なぜ生まれてきたのか
そもそも生まれたくなかったとか
存在意義についてなど
いろんな意見があると思う

わたしはできるだけ
この生を活かしたい
家族にもそうであってほしいと願う
家族がなにを選択するかは
それぞれだけれど
その人らしく進んでくれたら
嬉しいなと思う

きみの選択も尊重したい
全面的な賛同はできないけれども

今日もありがとう
残された者の日々