見出し画像

【775/1096】まちがってない人のまちがってない話

まちがってない人の
まちがってない話を聞く
苦しい
こちらがまちがっていることを
突きつけられる
相手にはわからない

自分を卑下しているから
まちがってない人の話が
辛いのかもしれない
まちがってない人と会うことを
無防備に許した自分が
おろかで学びがないなと思う

一方通行の思いでは
友人関係はつづかない
古くからの知り合いとて
恩があったとしても
一方的であることに気づくと
とても虚しくなる
人は自分のことしか考えないよね
それはまちがってない
だからまちがってない人と会うと
とても傷つくのか

懲りないな と自分に飽きれる
どこか甘く 期待しているんだろう
誰も救ってくれるわけじゃないのに
どこかで気を使ってくれることを
願い 当たり前に享受できると
思っている
なぜなら 自分ならそうするから

でも 彼女はまちがってないので
こちらの船には乗らない
自分に背負えないから乗らない
はっきりと拒絶されたように感じ
自分はそこでもまた
まちがっているんだと落ち込む

疲れがたまっている
うまくいくようでいかない
もどかしい日々
秋が深まる

残された者の日々