【662/1096】はてさて
ぐるぐるまわるうず
そよそよそよぐかぜ
にこにこしてるひと
うだるようなあつさ
いろんなものがないまぜになって
じぶんのなかに まわりに
たまっていく
それらをしょうかするため
きょうもこねる
こねてこねてこねて
なにかしらのかたちにする
たまにきゅうけいして
とおくからながめる
ああ だいぶかたちになってきたな
うん あそこはいいね
あれ あそこはもうすこし
しぇいぷしたほうがいいか
きゃっかんてきなきもちもこめて
かたちをかえ なっとくするまで
こねて かたちづくって
おおきくしていく
さんぷるように
ちいさいものもつくる
じぶんのまわりが
じぶんでつくったものばかりになる
それはひろばへおきにいく
どうぞ ごじゆうに
すきなものをすきなひとに
もちかえってもらう
いぶかしげにながめるひと
かんしんをもたないひと
たちどまってよくよくみるひと
どれにしようかえらぶひと
なかには
たのしみにしてくれるひともいて
それらのかたまりは
そのうち ほうぼうへたびだつ
つくりおわったがわは
また じぶんのまわりのいろいろを
かんじて ためて めもして
つぎのこねこねへむかう
えんどれすにつづくが
ここちよいるーぷ
そういうものをのぞんでいる
きょうもありがとう
のこされたもののひび