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【276/1096】悲しくて泣いた

かなしくて泣いた
悲しい哀しい それだけ
自分のこともきみのことも
家族のあり方も
友だちとのやり取りも
すべてが悲しくてどうしようもなくて
泣くしかない

これまで泣けなかった
悲しくて泣くのは
ダメだと思っていた
悲しむ資格なんてないと思っていた
きみを喪ってから
無にすることで感情から
離れていた

ほんとはすごく悲しいよ
これ以上悲しいことはないだろう
そのくらいのことなのに
平気なふりして
耐えていた
平気なわけないのにね
強情だよね
だからきみが消えたのかな

自分のすべてが許せない
自信も確信も持てない
どう生きていったらいいのか
わらないことだらけ
きみは自由になれたかい?
何度も問う
わたしは自由を失ったよ
なにもない
抜け殻の皮
中身のない実体で生きてる
そんなこと出来るんだね
意外とバレない

中身なく生きてる人っているんだろう
いろんな理由で失って
そういう人たちは
日々をどうやって過ごしているのだろうか
わからない

わたしは寝て起きて働いて
家のことして食べて
また寝ての繰り返し
日々のことの繰り返し
それだけ

たまになんか好きなことしてるけど
その時は忘れられるけど
また正気に戻っての繰り返し

楽しいときもあるけれど
楽しい後は必ず落ち込む
悲しいときはそのまま落ち込む
美味しいときもまた
落ち込む
きみが永遠にいないこと
経験できないことを悔やむ
無駄に思うけれど
進まない
進みたくないのかもしれない

今日もごめんなさい
生きてていいのかわからないけど
生きるしかない
残された者の日々