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【561/1096】半分以上あきらめ

わたしには夢があった
おばさんなのに夢ってなんだよ
って感じだけど
子育てが落ち着いたら
いくつになっても始めたいことはある
だから 大切にしていたのだけど
半分以上あきらめている
やる気がない
そもそも 生み出す気力もない
生み出すことも怖い
それが残念

能力がないからできない
気力もなく継続ができない
ここからどうやって
紡いでいけばいいのかわからない
没頭したかったことの喪失
与えられたものを消費するのみ
そんな風になりたくなかった
でも 現実はそれ

叶わないならあきらめたらいいのに
ぐっとにぎってはなさい
ライナスの毛布
ズタボロの古い
でも懐かしさのあるもの

諦めたほうがいいか
もういいやって手放すか
きみがいない今 どうしたらよいか
わからない
すっぽりと消えてしまったものを
ずっとこころの中で手のひらの中で
離せないでいる
離せないまま新しいことを
始められないでいる

小さなことからこつこつと
そう思っていた頃が懐かしい
こつこつと積み上げた気でいたものは
もろく儚くくずれちゃった
だめならまた積めば良い
それだけのことなのに
崩れた形をずっと
残念がって座ったまま
なんでだろうと眺め落胆している
呆然 

いつまでもそうしている訳にもいかず
動き出さねばなとも思う
できないままにして休み
休みながらも眺めつづけ
変わらぬ形に絶望する
せめて片付けくらいした方がいいか

誰にだって
大切にしてきたものやことが
不運にも 因果的にも
崩されることはある
誰にだっていろんなことは起きる
そこからどう起き上がるのか
どうしていくのか
いつまでも佇んでいられない
そういう風が吹いてきている
よっこらしょっと
動き出さないと
あー疲れる でも潮時節目時
わかってる そろそろね
わかってる わかってるから
ちょっと待って

いつもありがとう
残された者の日々