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芸能タレントの『個性』の正体

芸能人が売れる為に必要な要素として「個性」と言われる事があります。
皆さんの中にも「個性が大事」と耳にしたり、「個性」を付けるように言われたりしたことがあるのではないでしょうか。

この「個性」とは一体何なのか?
ここについて、芸能マネージャーの立場から、この「個性」を解析していきたいと思います。

先ず、なぜ個性が必要かというと、これは確実な正解があります。
芸能界では同じことをしていても売れない業界だからです。
人と違うことをするから、「目立つ」→「話題になる」→「人気が出る」というサイクルが必要になります。

では、何故、「個性」が必要と言われながら、個性が出せないタレントが多いのでしょうか。
この問題に関しては、2つの視点が必要だと考えます。
タレント側の視点と、タレントの周りの人の視点です。

タレントは自分で個性を見つけることの難しさを感じることがあるかと思います。
この時のために、マネージャーがいます。でも、マネージャーが機能していないとこの考えは詰んでしまいます。

次に、タレントの周りの人の視点です。この人たちは「個性」を出すことを嫌います。それは、日本人特有の「出る杭は打たれる」という、ことわざがあるように、人と違う行動をする人を、忌み嫌う行動や、押さえつける人がいます。
この人達に悪気はありません。自分の価値観を押し付けているだけなのです。
この価値観に抑え込まれる事でタレントの「個性」が消されてしまうのです。

では、この状況で「個性」を出していくためには何が必要か考えたいと思います。
答えは複数あると思いますが、ここでは1例を挙げたいと思います。

「個性を批判する人や抑圧をしてくる人は、常に一定数居るということを頭の中に入れておくことです」

これは、どれだけ売れてても、また、どんな仕事をしても、一定数は変わらず批判をする人がいます。こういう批判が減らない理由は、その人の価値観が変わっていないのだから、変わらずに批判をしている数が減る訳がないのです。

タレントにとっての外的要因とは、実は身近な人だったり、応援してくれるファンの方だったりします。こういう人の声が一番大きく聞こえてくるからです。でも決して、「大きい声」の人が正しいことを言っているとは限りません。ただ「大きく」聞こえているだけかもしれません。


タレントの「個性」は色々な要因で消えていきます。その中で、色々な要因から突き抜けた人が「タレント」として成功します。殆どの人は、沢山の外的要因の影響を受けながら「普通の人」になってしまいます。

タレントには「個性」が必要です。










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