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ライフ・アウトライン実践3-3 LIFE-BEのトリガー質問

LIFEは「文章」として書かれる

LIFE-BEとLIFE-ASのアウトラインを作る作業に入りましょう。前回の再掲になりますが、手順は以下のようになります(アウトライナーで文章を書く方法論を応用したものです。そう、LIFE-BEとLIFE-ASは「文章」として書かれるのです)。

●まずはトリガー質問に答えてフリーライティングします。こうして「発想のタイムライン」ができます。
●「発想のタイムライン」に見出しを付け、「発想のアウトライン」に変換します。
●「発想のアウトライン」をシェイクしながら育て、広げていきます(オープンエンドなシェイク)。
●「発想のアウトライン」の最上位階層(つまり、そのアウトラインが何をテーマとしているのか)を探ります。最上位階層が結果的に「ミッション」になったり他の何かになったりするわけです。
●最上位階層を元に、あらためて「文章のアウトライン」を作ります。
●最上位階層に収束するようにシェイクします(クローズドエンドなシェイク)。
●こうしてLIFE-AS、LIFE-BEの中に生まれたいくつかのアウトラインが、DO-DAYSゃDO-ALLの中でのDOの選択基準として使われます。

まずは「トリガー質問に答えてフリーライティングする」ことからです。

フリーライティングを起動するトリガー質問

フリーライティングとは、頭に浮かぶことを抑制せずに自由に書き出すことです。「ちゃんと書こう」などと思わない。脈絡がなくてもいい。時間を決めて(たとえば10分間)、頭に浮かんだことを出てきた順に書き出す。それだけです。

結果として「文章のようなもの」ができあがります。これを「発想のタイムライン」と呼ぶことにします。「発想のタイムライン」をベースにシェイクすることでアウトライン化→文章化していくのです。

ところで「自由に書く」とは言うものの、その「自由」が必ずしも簡単ではないことも事実です。セミナー等の場でも、「フリーライティングで何を書けばいいのかわからない」という声をしばしばいただきます。

だからこそ、ライフ・アウトラインではフリーライティングを起動するための「トリガー質問」を用意しています。トリガー質問に答える形でフリーライティングするのです。

LIFE-BEのトリガー質問

トリガー質問は、LIFE-BE、LIFE-ASそれぞれの中(下位階層)に組み込んであります。LIFE-BEから見てみましょう。

●今、いちばん手に入れたいものは何ですか。
●かつて手に入れたかったものは何ですか
●「これだけは譲れない」と感じるものは何ですか。
●好ましく思い出す風景や情景を描写してください。
●将来その中にいたいと感じる風景や情景を描写してください。
●あなたにとって最高の食事体験はどんなものですか?
●あなたにとって最高の休息とはどんなものですか?
●あなたが魅力を感じるのはどんな人ですか?

これらのトリガー質問は、私自身が個人的なライフ・アウトラインを育てていく中で、自然にでき上がったものをベースにしています。もちろん慣れてきたら自分でトリガー質問を作ってもいいし、本当に「自由に」フリーライティングをしてもいい。

でも、まだはトリガー質問に答えるつもりでフリーライティングしてみてください。私自身、今でも年に一度これらの質問に答えてフリーライティングをするのですが、そのたびに発見があります。

トリガー質問の意図を簡単に解説しておきましょう。

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