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ライフ・アウトライン実践4-3 変化しながら動き回るピース


ライフ・アウトラインを生かすコツは、ピースがアウトラインの中を変化しながら動き回るイメージを持つことです。

わかりやすい例はDO-ALLからDO-DAYSへの動きです。DO-DAYSでは毎日その日のアウトラインをつくるのですが、そのときDO-ALLをチェックしてその日にやらなければならないこと、やりたいことを転記してきます。これはDO-ALLからDO-DAYSにピースが「動いて」いるわけです。タスク管理アプリ的な感覚からも、これはイメージしやすいでしょう(ゴールやプロジェクトをタスクに分解して日々に落とし込む、というやつです)。

でも、ピースの動きには他にもさまざまなパターンがあります。「ライフ・アウトラインの4つのパートは連動する」と言いましたが、それはピースが動き回ることです。

メモツール兼インボックスとしてのDO-DAYS

ライフ・アウトラインの日常利用の起点はDO-DAYSです。DO-DAYSはやることリストであると同時にメモ帳であり、GTDで言うところのインボックスでもあります。

生活の中でキャッチしておきたい記録や思いつき、いわゆる「メモ」は、すべてDO-DAYSのその日のアウトラインの中に書き込みます。

DOと同じ場所に書いてしまうのですが、区別するためにマークをつけおくのがポイントです(私は行頭に「▼」マークをつけることにしていますが、別に何でも構いません)。メモや記録、GTDで言うところの「気になること」もすべてDO-DAYSに集約されるわけです。

もちろん、メモも「気になること」も書きっぱなしではなく、何らかの形で処理する必要があります。私の場合は、毎朝DO-DAYSにその日のアウトラインを作るとき、前日に「▼」マークをつけた項目をチェックし、必要な場所に位置づけることにしています。

これはGTD的に言えば日時レビューをしていることになるのですね。一日分なのでそんなに膨大な数があるわけでもないし、画面上ですぐ隣なので、GTDに挫折した私も──レビューの挫折はGTDの挫折です──ほとんど苦には感じません。

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