「アウトライナーライフ」始めます
「アウトライナーライフ」は、アウトライナーとアウトライン・プロセッシングを深く知るための定期購読マガジンです。
「アウトライナーライフ」でやりたいこと
これまで、アウトライナー/アウトライン・プロセッシングについていろんな角度から書いてきたのですが、昨年出した『書くためのアウトライン・プロセッシング』でひと区切りついたので、今までとは少し違う形でアウトライナーについて伝えていけたら、ということで定期購読マガジンを始めることにしました。
「アウトライナー実践マガジン」という仮タイトルだったのですが、必ずしも「実践」じゃない内容も多くなりそうなので「アウトライナーライフ」に変わりました。実践のためには必ずしも実践的に見えない何かが必要、ということでもあります。
具体的な内容としては、以下のようなものを考えています。
① アウトライナーについての実用的な記事(ライティングとか発想とかタスク管理とかの話はここに入りますね)
② 直接的には実用的ではないけれどアウトライナーを深く知るための記事
③ アウトライナーを通して見た「書くこと」「考えること」に関わる手法とツールの話
④ 以前公開していて今は非公開になってる記事のリメイク
⑤ 本に入らなかった断片、これから本に入る(かもしれない)断片
⑥ インタビューや対談
⑦ 質問への回答
当面は、これまで書いてきたアウトライン・プロセッシングの技法と考え方をあらためてまとめる連載をやろうと思っています。これにはかつて公開していた「Happy Outlining !」の代わりという意味もあります。その後にライフ・アウトライン(生活と人生を扱うアウトライン)の実践マニュアルを連載形式で。
以上は内容的には①ですね。当面はこれに②、③、④を単発でちりばめていく感じになる、はずです。
アウトラインは常に仮です
と、計画めいたことを書きましたが、上の箇条書きは「事前に作られたアウトライン」にすぎません(比喩ではなく、文字通りそうなのです)。
私のアウトライナー本を読んできた方ならおなじみと思いますが、事前にアウトラインをいくら作ってみても決してその通りにはならない、のです。文章のアウトラインでもプロジェクトのアウトラインでもそれは同じ。
アウトラインは常に仮のものであり、仮のアウトラインは実際に書くこと(行動すること)によって変化する。その変化にこそ意味がある。変化するアウトラインを楽に扱い、変化を積極的に利用するためのツールがアウトライナーなのです。
自己紹介
最近になってアウトライナーに興味を持ち、Tak.を知ったという方もいると思うので、あらためて自己紹介をしておきます。
30年来のアウトライナー(アウトラインプロセッサ)フリークです。2008年頃から個人サイトやブログでアウトライナーについて発信し始め、それをまとめた『アウトライン・プロセッシング入門』を2015年にKDPで出版。2016年には同書を大幅に加筆した『アウトライナー実践入門』が技術評論社から出ています。
ブログ:Word Piece
Twitter:@takwordpiece
以下はKindleで出ているアウトライナー三部作。Kindle Unlimited対象です。
紙の本で読みたい方はこちらを。三部作の1作目『アウトライン・プロセッシング入門』を大幅に加筆したものです。
その他の著書はAmazon著者ページから。
ちなみに名前のTak.は「たく」と読みます(「たっく」説もありますが「たく」です)。B'zの松本孝弘氏とは関係なく、子供の頃通っていたアメリカの小学校での呼び名です。名前の「Takayuki」が発音しにくいのでそう略されるようになったのです。
アウトライナーについて書き始めたときTak.という名前を使ったのは、そのアメリカの小学校で、校長秘書のデボラさんがカードとタイプライターを使って魔法のように文章を組み立てる様子を惚れ惚れと眺めていたことが、アウトライナーへの興味の原点だからです。
でも、今のような活動をすると分かっていたらこんな(検索に不利な)名前にはしなかった。うむ。
よろしくお願いします
ということで、アウトライナーとアウトライン・プロセッシングとその周辺、書くこと、考えること、発想すること、生活や仕事を進めることについての手法やツールに興味がある方はぜひ購読をご検討ください。
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