新月によせて 暮らしの中にある月
なんとなく、もう何年も新月の日には便箋に願い事を、書いてきた。誰から教わったかはもう忘れた。十個まで、具体的なこと、というくらいで、難しいルールはなし。おそらく専門的には何やってんの?くらいのことだが、この日は月のことを思い、自分の優先順位を考える日にしている。何より手軽だから、長続きしない性格でも続きている。
時折、あのころ何を願っていたのかなあと思って、願い事を書いた紙を開いてみようと思うが、それは執着になりそうで見ないことにしている。
だから叶っているのだ叶っていないの