石徹白Life1030日目2020年10月13日(火)【SDGs de 地方創生カードゲーム体験会in石徹白(いとしろ・岐阜県郡上市)】
昨日の「昼」の部に続いて、「夜」の部で募集しておりました機会が「第13回 石徹白勉強会」として催行されました。
当日の様子は新聞記事にも
2020年10月15日の中日新聞「中濃版」で掲載予定です。関市、美濃市、美濃加茂市の一部にお住まいの方、ぜひご覧ください!!
カードゲームでSDGsを体験し、地方創生を考える
https://sdgslocal.jp/
今回の企画にあたりNPO法人やすらぎの里いとしろはじめ、
関係者や参加してくださった皆様のおかげで実現できました。
ありがとうございます。
当日の様子を簡単にレポートしておきます。
◆0.今回の主催者は
NPO法人やすらぎの里いとしろです。
毎年、「石徹白勉強会」と題して、地域にまつわる様々な企画をされています。
去年は「注連縄づくり」でした。
今回は事務局の廣中さんも体験されているカードゲームを
昼の部と夜の部で実施して、廣中さんには人数が多い夜の部には、
カード捌きもお手伝いいただき、とても助かりました。
地域住民には予算面での補助もも含めて運営をしてくださいました。
おかげさまで、通常は4000円~5000円する研修を
参加費2000円(石徹白地区住民は1000円)で実施できました。
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◆1.『SDGs de 地方創生カードゲーム研修』の目的
全体で共有された目的は、2つ。
SDGsの知識を学ぶことではありません。
・まちづくりに、SDGsの考え方を取り入れることの意味を知る
・まちの課題は何か?どうすれば解決できるか?について気づきを得る
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◆2.今回、NPO法人やすらぎの里いとしろの企画で実施する目的は2つ
・石徹白地区内および郡上市の関係者に、SDGsと地方創生が深く関わっている
ことを体感的に理解する機会を創りたい。
・このツールを手段として、その盛り上がりや有効性を経験することで、
ご自身の暮らしや仕事や地域づくりの対話や連携につながるきっかけにしたい。
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◆3.SDGs de 地方創生カードゲームについて:(公認ファシリテーター大西より)
・みなさん開発目標国連で採決された「持続可能な開発目標(SDGs)」はご存じでしょうか?
これは2016年〜2030年までの15年間で世界が達成すべきゴールを17の目標と169のター
ゲットで表したものです。しかし具体的には知らなくてもご心配なく。
・SDGsって何?という方や子育て中のお母さん、ふるさとを大切にしたい方、まちづくりに
関心のある方などなど、どなたでも知識や経験の偏りなく楽しめ、いつの間にか日常へのつな
がりを得られやすい内容となっています。
・講座で知識を学ぶのではなく、ゲームとして遊びながら中学生~大人まで対等に対話できます。
そのことで、地域や世代、垣根を超えた関わりが産まれます。
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◆4.ファシリテーター1人
4-1 メインファシリテーター:大西琢也(郡上市)
https://note.com/takuyaonishi/n/n2eac871116a0
・1975年生 神奈川育ち 会津10年
・妻、小2(娘)、3歳(息子)
・火起師(ひおこし)・防災士
・【根っこを育む】自然学校(20年)
NPO法人 森の遊学舎 代表理事
・石徹白エコツーリズムと地域起こし支援隊(3年目)岐阜県郡上市
・TVChampion初代サバイバル野人王
・SDGs de 地方創生 公認ファシリテーター(郡上市内で初)
★行き当たりバッチリ!
★生き物として生きる!
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◆5.参加者は12名
石徹白地区で生まれ育った住民の方をはじめ、移住者や
NPO法人やすらぎの里いとしろの関係者および、石徹白で働いている方がいました。
加えて郡上市の他地域に暮らしている方で、
博物館職員や郡上市の市役所職員、
美濃市や池田町からの参加者もいました。
遠くは宮城県仙台市から旅をしている方がたまたまの声掛けで。
多様な地域から多様なメンバーが集まりました。
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◆6.当日スケジュール
17時30分から会場設営。
(前日から設定できた部分はそのままに)
18時から21時で体験会。
※地方創生とは?
※SDGsとは?
※ルール説明
※カードゲーム体験
※ふりかえり
※SDGsの視点 をまちづくりやしごとに活かす”ために。
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◆7.全体の様子
半数は初対面の方がいて、
まずは自己紹介から行いました。
知識を学ぶことが目的ではありませんので、
現実と同じく、少しずつお互いのことを知って、
関わって、育んでいく過程を大切にしています。
ルール説明まで終わった時点で、
ルールが解らないと言う方も複数いました。
質問の嵐になりかけたので、
そこはもう体験していただくしかないと肚をくくって。
みなさんの関係性を育む力を信頼して、
この場に必要なモノや関わりが既にあるということで、
スタートしました。
当初は動きにくそうだったり、話もまばらでした。
しかし、1回やってみると徐々に理解が進みます。
そして、同時にお互いの関わりも始まります。
2ターン目ぐらいまでは、危機的な状況のまちづくりで、
「消滅」という文字が現実味を帯びてきました。
3ターン目ぐらいから「全体への声掛け」が始まり、
自分のことだけでなく、周りと一緒に動く様子が活発化。
それでも、まだ危機は脱していませんでした。
印象的だったのは、人口のバロメーターが1つ減った時のこと。
「なにやったの?」と会場内のどこかで声が聞こえました。
これは現実でも起こりがちなことですが、
試行錯誤の中でどんな対話やどんな分断があるのか。
一つのヒントになりました。
さていよいよ最終の4ターン目。
熱狂的な様子が加速します。
声は大きいし、全員が立って、集まって、自分のことだけでなく、
相手の声を聴き、語り、応援したり、やってみるという姿勢が、
満ちていました。
ゲームを終えて、ふりかえり前の休憩時も、
様々なことを語り合っている姿も印象に残りました。
何かの余韻が内側からみなさんを突き動かしていたようです。
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◆8.参加者の感想抜粋
・自分が求めている事や考えていることを発すること。
それを聴き、つないでいくという視点を持って生活していきたい。
・今の自分の立場でどんなことができそうか考える。
・対話の重要性を再認識
・自分のことも大切にしようと思いました
・この先の未来の姿を思い描きながら、足元のことから、
1つずつ解釈しつつ、横つながりを大切に楽しく暮らす
・積極的な行動により、地域と個人が幸せになっていきたい
・人とのつながりが地域を活性化のキーポイントになる
・声を上げる、話を聞き、理解を深めることが大切だと学んだ
・人と怖がらずに向き合う。
・対話する勇気をもつ
・客観性をもつ
・無関心にならない
・自分だけが目標達成しても、全体が悪い方向へ行ってしまったら
意味がない。町全体の方向性の意思の統一。
・物事の関連性に思いをする。
・身の回りのいろいろなつながりを考えてみようと思います。
・まず身近な人と話し合ってみる
・うろちょろ動いていたら、心優しく助けてくれる人もいるし、何かにつながるんだなあ。
・相手におしまず与える。
・対話しながら相手と幸せになる。
・動いているとなんとなくできそうな気がしてくる
・自分の番はそのうち来る!!
・その時に達成させてくれる社会、周りの人達の大切さを感じました。
などなど。
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◆9.参考
カードゲームでSDGsを体験し、地方創生を考える
https://sdgslocal.jp/
SDGsの基礎知識まとめ
https://matome.naver.jp/odai/2158535959548295401
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◆10.公認ファシリテーターとして
前回の反省を踏まえて、いくつかの改善をして臨みました。
机の配置やスライドの取捨選択、言葉がけなどを意識しました。
ほぼ同じ道具を使っても、違う場ができることに不思議さと面白さを感じました。
そして自分も等身大で解らないことや疑問も提示しつつ、
参加する皆さんと共に学びを深めていけることに、
喜びを感じました。
最終的に個人の目標を達成できた方もできなかった方もいました。
まちづくりは残念ながら一歩およばず。
それでも、皆さんが主体的に動き出すことで起きた劇的な変化。
この短時間で起きていることを希望に、
自分を大切にしながら、相手のことも大切にできる。
そうした関わりを育むきっかけになったら嬉しいです。
準備を前日のうちに、ほぼ終えていたことも、
突発的な状況や変更に耐えうる体制を創れたと思います。
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◆連絡先★出張講座★ご要望ありましたら伺えます!
https://note.com/takuyaonishi/n/n307867aa26b4
各ファシリテーターへ直接ご連絡ください。
みなさんの想いと実践をお手伝いさせていただきます!!
【大西琢也 連絡先】メール yajin@ugaku.com
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