石徹白Life1058日目【小雪舞う中で、いとしろ遠足@鳩塩滝&中州ノ宿】
2020年11月10日(火)、大人6人子ども2人で行ってきました。
ご案内いただいたのは、石徹白隼人さん。
石徹白で生まれ育ち、山仕事に山遊び。
ここで暮らして働いてきた生き字引の1人です。
石徹白財産区を管理されており、
白山中居神社の神職(禰宜)でもあり、
石徹白地区地域づくり協議会の会長でもあります。
今年はコロナ禍もあり、天候不順もあり、なかなか実施まで至らなかった「いとしろ遠足」を
何とか実現できて嬉しかったです。
今回の目的地は、鳩塩滝と中州ノ宿と斧ヶ淵。
残念ながらそのうち2つになりましたが、
鳩塩滝(はとしおのたき)は静かに流れる美しい姿と紅葉に感動しました。
かつて鳩が傷を癒やしたことから名付けられたとも言われ、
隼人さんが子どもの頃には近くで鉱泉がポコポコと湧いていたそうです。
次は林道を10km近くも登った標高1300m付近にある、
中州ノ宿です。
今回は車で至近距離まで行けましたが、もともとは修験者の宿跡です。
長滝白山神社から一の宿、二の宿を経て、毘沙門岳や桧峠、
大日ヶ岳を通って歩くための道がここまで来ています。
この先は神鳩社から銚子ヶ峰、別山、白山の方面へ続きます。
樹齢300年を数えるであろうブナの原生林の中に在りました。
今は場所が解っているからすぐにたどり着くのですが、
かつては笹薮に埋もれて解らなくなっていたそうです。
それを執念ともいえる情熱で発見したのが、
白山信仰や御師、石徹白の歴史などにまつわる本を
たくさん出している上村俊邦さんはじめとする石徹白の住民たち。
ここで縄文時代から人々が暮らし、
この石徹白を世代を越えて守り伝えてきた
先人たちの想いに胸が熱くなりました。
今は森林組合が間伐などで入っているため林道が維持されていますが、
仕事もなく、訪れる人もなくなれば、ここもまた森へ還っていくという話もありました。
小雪が舞って、初冬の尾根筋。
間もなく雪にすっぽり包まれる季節です。
ガタゴト砂利道を揺られながら帰途につきました。
ご案内いただいた隼人さん、一緒に歩いたみなさん、
また一つ石徹白の奥深さを感じることができました。
ありがとうございました!
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