1年たっても分からないこと~ランニング・ランニングイベントは安全か~
自分は頼まれ事は、極力断らないようにしています。
金銭的なことについては、リテラシーが低いのでパスしていますが、調べる事、学ぶこと、走ることなら多少無理でも受けています。
ある方から、今週の月曜日に連絡を頂きました。
「ランナー目線で、コロナに関して気を付けることを話してくれない?」
(メールに気づいてから)即答しました。
「了解です!」
本当は自分でも分からない事が色々あって、逆に聞きたい事だらけなんです!しかも期限が4日!!
そして悩んだ挙句「分からない事は分からない!!」として、資料を作製しました。
そして迎えた当日、ドキドキしながら話しました。
・・・
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結果、好評でした・・・多分。
自分も常々気になっていて、時間があればググたり、パブメったり(造語)して調べていました。
でも、ランナーなら一番気になると思う事を「分からない」言わざるを得なかったのは、申し訳なかったです。
その分からない事とは・・・
「ランナーは集団走をするとコロナに感染するのか」
「ランナーは縦走をするとコロナに感染するのか」
シンプルながら、答えの分からない命題です。
1.1年前の衝撃!ランニングの飛沫!
昨年春の、まだコロナの情報がほとんどないとき、こんな映像を見たことがあると思います。
結果感染対策で次々と大会はなくなったものの、走ることそのものもダメなのか、マスクを外して走ってよいのか、集団で走っちゃダメなのか。
そんな疑問を抱え、ハッキリとした答えのないまま何となく現在に至った方が多いと思います。
自分もそうでした。
でも気が付いたら、
まだそんな事気にしてるの?と言わんばかりの大会風景を目にします。
実際どうなんだろう・・・?
ここからは推察になります。
実際走る時は、勿論エアロゾルが飛びますので、感染リスクはあります。もっともっとエアロゾルの流れ方を研究するのも大事ですが、今の科学・医学は「論より証拠」です。実際集団で走ったら、真後ろを走ったら、感染しました!という証拠が大事なんです。
2.例えば飲食店では(感染リスクの検証)
例えば飲食店は、2021年4月30日に「飲食店における感染防止対策を徹底するための第三者認証制度の導入について」を定めました。
その後すぐにクラスターを起こした飲食店、起こしてない飲食店にアンケートをとり、その中のどの感染対策が有用であったかを検証しています。
例えばこの研究では、アクリル板やテーブル間の間隔は大事、窓あけはそれほど大事でないという事が分かりました。
この調査を元にするのであれば「では冬の暖房の季節の窓開けの規則は緩めましょう」となるわけです。
ランニングにもこういうデータが必要な訳です。
3.ランニングでの検証は・・・
陸上競技、ランニング大会については昨年のコロナの第一波後、スポーツ庁と日本陸連が感染予防ガイドラインを作成、順次更新をしています。
現在のランニングの際の注意事項。
スポーツ庁
・基本マスクをしましょうね。
・運動中のマスクは参加者の判断に委ねましょうね。
・苦しくなったらマスクを外してよいけど、周りと2m開けましょうね。
・熱中症に気を付けましょうね。
日本陸連
・マスクは状況により判断しましょうね。
・マスクをしての運動は、熱中症に気を付けましょうね。
・3密は避けましょうね。
・競技1週間前から体調を管理して、大会の時に提出しましょう(東京マラソン2021に出る方に課せられた怪しげなアプリは、多分これが原因です)。
大分フワッとしたガイドラインになっていると思います。
でもその結果は、
今年3月の時点で、まだ3件しか報告がないそうです。
本当にランニングは安全なのかもしれませんし、調査方法が悪いだけなのかもしれません。が、これでは検証できませんね。
とはいえ、国内のコロナの感染者の7割近くは4月以降です。スポーツ庁も陸連もオリンピックのためか、更新が遅れていますね。
今後の公表を待つしかないんでしょうね。
4.結局ランニングは・・・
今後ランニングは飲食店のように検証されるんだと思います。感染対策をしっかり守る人がいて、そしてだんだん緩んできている人もいて、結果感染者が増えてきて本当の事が分かってくるんだと思います。
新型コロナウィルスが流行して、1年半が経過しました。ですがランニングについては、まだまだ分からないことが多いようです。それが分かってくるまで、できれば集団走や大会参加は控えるのがよいと思います。
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