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京都ハンナリーズの現在地。〜成長すべきはチームなのか?個人なのか?〜
どうもどうも〜
久しぶりのブログになりました
(1年9ヶ月ぶり)
京都ハンナリーズについてのブログ書いたりしてます!更新できてなくてすみません!
だけど、きっかけはいつも旅。
今回は水戸まで行ってきました!
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さてさて、早いもので、すでに2021-22シーズンも折り返してます。ハンナリーズは、36試合が終わって2/5現在で14勝22敗。勝率は4割を切っていて大きく負け越してはいるものの、この14勝という数字はハンナリーズ史上で最低勝率に終わった昨シーズンに記録した勝ち星の数。
早くもその勝ち数に並び、チームの飛躍、とまでは言わないまでもチームの成長を感じます。
そもそも京都ハンナリーズの2022-23シーズンは、昨年までのチーム創設以来のオーナーが変わって、色んなことが「初めて」からスタートすることになりました。
そしてチーム編成もまた、補強・強化というよりは「とりあえずスクラップ&ビルド」といった風情で、全くの一からスタートとなり、誰もが不安を抱いたはず。何ならシーズン始まる前から降格の最有力と目されてたところがあります。
ところが蓋を開けてみれば、開幕直後の仙台、FE名古屋戦こそ昇格組にホーム戦で負け越すなど新チームらしい噛み合わなさを発揮しましたが、少しずつ、着実に課題をクリアしていき、少なくとも中位、下位チームに対しては互角以上に戦えるまでの力をつけ、今に至ってます。
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今シーズンは過去3シーズンとは異なり、降格があります。 B1全体で勝率の低い下位の2チームが自動的に B2に降格となります。入れ替え戦はなし。
降格のない過去のシーズンは中断したシーズンを除けば、(興業的なところも含めて)手探りのところもあり、チームの未来の課題をクリアするためのある意味で試験的なシーズンとして位置付けることも可能でした。
世代交代を睨んだ若手へのシフトを試みるチームもあれば、下位でくすぶる過去から脱却するため有望選手を獲得し大幅な強化を行うチーム、新 B1基準への適合を目指して数年先の計画を発表するチームなどもありました。
ところが今シーズンは、とにかく成績。下から2チームが言い訳なしで降格することになります。であれば現実的にならざるを得ません。やはり短期的な結果を求めることにはなります。
そうすると日本代表選手やNBAで実績のある選手やコーチの獲得や招聘によりチームを強化します。
ただそれが成績にそのまま結びつくかといえばそうとは限らないのがこの世界。厳しい。
思うような活躍ができない、チームにフィットしないというのとはあり得るでしょうし、負傷によりチームから離脱してしまう、などは想定が難しいでしょう。
テーブス海や杉浦を補強した滋賀の低迷(外国籍選手の負傷も加わりましたが)や、大野HCを招聘し金丸を呼んでチームを再構築した三遠は序盤こそ上位に食い込んでいましたが現在は勝率5割を切っています。
逆に昨年の編成をベースに戦い、健闘しているのは昇格初年度ながら魔境の西地区で勝率5割をキープするFE名古屋。
そして大幅にチームを刷新したハンナリーズもまた、それを考慮すると西地区(魔境)で7位ながら降格圏外であるのは健闘と言ってもいいのかもしれません。
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チームの成長とは何なのか?その説明は難しい。でもハンナリーズの試合を開幕から見ていたブースターはそれを実感しているはずです。
選手個々の成長も不可欠。
技術的な成長?身体的な成長?それともメンタル?
チームならばコーチ、スタッフ、選手との関係性でしょうか。日々の練習がそうさせるのか、結束に重視するチームの方針?カリスマ的なコーチの存在?、それとも親会社の意向?
なかなか外部からは知り得ないところですが、コート上でしっかりそれを見せることができています。
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今節は茨城ロボッツとのアウェイ戦。
DAY1は85-79で勝利したもののDAY2は75-90と敗れました。東地区7位で勝率で下回る茨城と1勝1敗は、大方の予想通りだったかもしれませんが、やはりここまで登ってきた到達地点を感じさせる一方で、その先の長い道のりもまた突きつけられた2日間でした。
まず土曜日の1戦目は、京都の強みを出してリードをキープし、茨城に迫られながらも振り切って勝利するという展開でした。逆に翌日の日曜日は前半リードしながらも苦しい展開が続き、3Qで離されてしまいました。
今のハンナリーズの強みとはユトフを中心としたアウトサイドの攻撃力にあります。得点ランキングトップにも立ったユトフは、サイズもありながらスリーポイントを得意とし、ハンドリングにも優れドライブも武器として使えます。誰がディフェンスしてもユトフを守るのは難しい。サイズのある選手が(ユトフをマークするために)外に引っ張り出されてしまうということで相手を悩ませます。それを存分に活かすオフェンスシステムが構築できています。
シーズン序盤は、1人で攻めようとしてボールを奪われるということがありましたが、チームは徹底的にユトフにシュートを打たせるためにオフェンスを組み立てます。ユトフの早撃ちはほとんどありません。これはユトフとユトフ以外の選手に信頼関係が出来上がっていることに他なりません。
もうひとつ強みを挙げるなら、久保田、ディアロのコンビでしょう。アシストに優れた久保田、ビッグマンらしからぬ機動力を持つディアロのコンビプレーは、ディアロがリングに向かって走り込むアリウープならディフェンスに止める術はなく、ディアロを走らせまいとするなら久保田が自らゴールを奪いにペイントに侵入します。
この2人のプレーはシーズン序盤も見られたもののの、日本で初めてプレーするディアロは、自身のプレーが上手くいかないときに孤立してしまうこともありました。ですが今はリバウンド、ディフェンスでチームを支えるながらも大きな武器になっています。
ユトフもディアロも、チームメイトを信頼することで自らの能力を最大限に発揮することができています。
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それがDAY2ではどうだったか。
まず久保田の負傷欠場がありました。アシストランキングではリーグ5位で平均出場時間30分近くで毎試合11得点できるエース・ポイントガードの欠場は、その数字以上にディアロとのコンビプレーという「キラーオプション」が消されてしまうということになります。
同じポイントガードでアシスト能力の高いライト、小西でさえもディアロとのホットラインは多くは見られません。
これは大きな痛手となりました。
一方のユトフは健在で、この日のスリーポイントはなんと4/5の成功率80%。しかしそれでも敗れてしまったのは、やはりユトフに負荷が集中していることにあります。終盤にミスが続いたのもこの日37分の出場時間で、相手に徹底的に守られていては仕方ないことといえます。
ユトフ、ディアロ、久保田。さらにアジア枠で素晴らしい活躍をしているライトにオフェンスの負担が集中していることはハンナリーズの大きな課題になっています。
前述の通りチームのシステムとしてシュートを多く打つこと自体はそれを選択しているので問題ではありません。ただ他の選手のシュート成功率が低いことで相手に取っては守りやすくなっているという状態に問題があります。
久保田の負傷で、水野、小西にシュートチャンスが回ってきて、水野は11得点と奮闘したように見えますが、それらは得意のドライブによるもので、チームオフェンスで茨城ディフェンスを崩して放ったスリーは決め切れませんでした。守備面で貢献が大きい「テイクチャージ職人」こと小西も同様にオープンのスリーを決め切れなかった。
またようやくインジュアリーリストから外れて復帰したTJ・ロールですが、DAY1は良い活躍を見せましたが、攻守両面で活躍には程遠かった。
相手にとっては守備の優先順位の低い選手は、ある意味で「捨て」られておりそこで決めなければリードされている場面で差を詰めることはできません。
ロボッツの鶴巻が試合を決定付けるブザービーターのコーナースリーを決め切ったことは対照的なシーンになりました。
ここまで見て解決策は意外に簡単で、やはり個人の成長がチームの成長の上積みとなることがわかります。チームの平均年齢は若く、ほとんどが20代。まだ出場チャンスが少ない選手であっても、若い選手というのは突如爆発的に成長することがあります。
ある人はそれをザクロの実が弾けるよう、と例えたほど。
その瞬間を見逃さない手はありません。その瞬間は残りの試合できっと目撃することができると思います。それがチームの成長で登りついた到達点のはずです。
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まあ真面目な話はこれくらいにして、久しぶりのブログなのでアウェイ遠征の話も。
水戸は初めてだったんですがガイドブックも何も買わずにとりあえず行ってみました。(前日にチケットだけ買った)
実はマラソン大会を控えてるので、お天気良ければ水戸でジョギングしようかな?と思って、適当に調べたら近くの千波湖にジョギングコースがあって、とりあえずシューズを持って行って、それで宿とかも決めました。
思った以上に良いコースで楽しかったです。千波湖はお気に入りの場所になりましたね。
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そして偕楽園にも行きました。
位置関係が水戸駅→千波湖→偕楽園→アリーナみたいな感じであったので散歩しましたが、心の眼で梅と桜を見る良い修行になりましたね←
写真見ると咲いてるやん!てなりますが、ほぼ枝。満開なら圧巻なんだろうなと想像で補いました(笑)
人が少なくて散歩にはちょうどよかったです。
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アリーナも綺麗で大きくてビジョンのクセの強さにはウケましたが、全体的に満足度が高かったです。ロボッツファンの一体感にも驚きました。土曜日はそこそこの埋まり具合でしたがティップオフ前のクラップなどはどういう教育をしてるんや!?(褒めてる)と思えるほど。
ロボッツ事情は全く詳しくないんですが、つくば時代の経営問題とか最近ではアレなオーナーとかで色々大変そうでしたが、チームとファンが互いに積み重ねた歳月はやはり重みがあるんだなと思いました。ちなみにロボッツはチーム創設2013年、ハンナリーズは2009年で先輩。これテストに出ません。
ロボッツにはハンナリーズにゆかりのある選手はいないんですが、ACのクリス・ホルムは昨シーズンのACでもありますから交流が、公式のツイートにありましたね。ちなみに知る人ぞ知る前広報(通称クスクス広報さん)もお元気そうで、選手やスタッフと少しお話しされてました。
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ロボッツのマスコットはロボスケ。それよりチームスタッフのユニフォームが「つなぎ」で統一されていてかわいかっだですね。victory factoryという工場のコンセプトなんですねー。
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外に目を向ければキッチンカーも充実!実はアウェイに行くたびにハンナリーズの飲食は充実してるなぁー!と思ってるんですが、ロボッツも負けず劣らずでした。土曜日だけ出てたあんこう汁とあんこうの唐揚げはめちゃくちゃ美味しかった…(ビールが自動的に進みました)
あんこう吊るし切りも、いや、うん、面白かった(笑)
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ところでロボッツホームは実は今節から声出し応援解禁だったみたいで。
ただリーグの統一見解のとおり、反復はダメとかのルールには則っているので、いわゆるコールと言われるもの、ゴーキョートハンナリーズとか、繰り返す選手コールとかは変わらず禁止なんで、まあ特に構えずに行ったんですが、たまたまゴール裏席が安くて空いていたので、例によって身振り手振りだけの応援をしてました。
ただ、それによって昔の記憶を呼び覚まされたというか、あ、そういえばここで、ゴーハンナリーズ!とかリバウンド、とか4ファールとか、Dアップとか、ディフェンスいいよ!とか、まだまだいけるよ!逆転できるよ!!とか声出し応援してたなあと次々思い出して、もう忘れかけていたんですが、ここ3年のアウェイの応援と違った気持ちで応援できました。
さすがに水戸は遠くて多くのハンナリーズブースターはいなかったんですが、少人数でも声を出せたのなら、3000人くらいの観客に負けるはずがない、なんてよく思ってましたよね…。日曜日は苦しい展開が続いたので、声出し応援で後押ししたかったと、最近はなかったやるせなさを感じました。
来週のホーム大阪戦ではどうなるのか、あんまり良くわかってないんですが、色々少しずつなんじゃないかと思います。みんなが慣れていってまた戻っていくんじゃないでしょうか。
その過程でまた問題(新しいのも、今まであったのも)出てくると思いますが、ブースターもチームと選手と共に、登っていかないといけないんじゃないかと思います。
それではまた〜
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