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本気と本気の相互作用

羽生結弦選手のサポーターのみなさんの、羽生選手への応援は凄い。

SNSで僕が少しでも言及すると、たくさんのアカウントがそれを読み、少しでも広げよう、とそれぞれの方が広めてくれる。数字以上に、その好意の行為に感動する。

さらに驚くのは、ネガティヴなコメントがほとんどないことだ。匿名やニックネームでのアカウントではそういったものも多数見られるSNSにあって、羽生選手を応援する人たちには、優しさ、礼節、規律みたいなものを感じる。

羽生選手を応援する以上は、彼の足を引っ張ってはいけない。

おそらくはきっと、そんな自意識がポジティヴな方向へのベクトルになっているのかもしれない。


「では、なぜ羽生結弦選手が応援されるのか?」

改めて、このことについて考えてみた。もちろんいろんな要素はあると思う。僕がここ最近よく感じているのは、彼が自分のミッションに対して「本気だから」だと思うのだ。(本気じゃない人を本気で応援できるだろうか?)

芸術に本気で自分を捧げる、

その姿が、汗が、脈動が、想いが、研鑽が、苦悩が、希望が、試行錯誤が、
いろんな人たちに届いているんだと思う。

 彼の本気を受けとった人たちは、本気で応援するようになる。羽生選手のサポーターのみなさんの投稿やリアクションからも「本気」が伝わってきて、それをSNSで拝見するのは、ここちよい。

 本気と本気の相互作用に触発されて、僕も本気を具体的に応援するようになった。パフォーマンスDojoの大切な仲間、芸人の雨宮あさひさん。この人、いつもその態度から「本気の人の清々しさ」が伝わってくる。

 新しいネタを披露して、その感想を応援してくれる人たちに「真っ直ぐに」「本気の本音で」伝えてもらい、ネタをブラッシュアップしていく、「ネタ磨き」。R1やThe Wなどの芸人さんの賞レースに、果敢に挑戦していくプロジェクトだ。

 雨宮あさひさん、本気だから僕も「スタジオ使いなよー」って話になり、2025年から定期開催することが決まった。

 2回目となる「ネタ磨き2」に参加してみたんだけど、1回目と比べて、2カ月ちょっとですごくレベルアップしていて正直、ビックリしている。ここまで長期的な積み重ねがあってのことだけど、「本気の人が何かをつかんだら短期間でここまで伸びるんだなぁー」と。

 僕の自宅のデスクには、羽生結弦選手語録の書が常に目につくところに置いてある。今、この文章を書いているときも、視界内に入ってくる。

明日でいいか。今日はやらなくてもいいか。休みも大事だしね。

 そうやってつい自分を甘やかしたくなるけれど、このブックカバーは僕に「本気でやってる?」と静かに投げかけてくれる。

僕もやってみせなきゃね。本気の人たちの本気は、
そんな気にさせてくれるパワーがある。ありがとう。・

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