1+1=2
「1+1=2、これを正しいとしよう」という約束事がある。
1+2=3、であることも、
1+3=4、となるのも、
(10進法において)
1+1=2、ありきのものだ。
もし1+1を3としてしまうと・・・、
1+2は3ではないし、
1+3は4ではなくなるだろう。
それどころか、
「2って何?」
ってことにもなる。
最初の前提を間違ってしまうと、
そのあとの全ては崩れてしまう。
これってこわいな、と思う。
あまりにこわすぎるから、
僕は距離の近い仲間に「本当のことを教えてくれ」とお願いしてる。
なぜなら、
心が疲れていたり、不安に駆られたり、自信がなかったりするときは、「本当のこと」よりも、「耳あたりのいいこと」を聴きたくなるからだ。
もしそうしてしまったら、
僕は間違いに間違いを重ねるだろう。
しかも、無自覚のまま。
結果、どんどん修正不可能な方に進んでしまうことになる。
本当のことを知るのは勇気がいるけれど、
でもやっぱり、
本当の上に積み上げていかない限り、
本物に近づけない気がするのだ。
いつか僕も「本物」になってみたい。