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SNSと向かい風

「おいおいおい」と思うこと、ありますよね、やっぱり。

「僕のことをいろいろ言われるのはまだ我慢できる。でも、僕が尊敬する人について、悪意をもっていろいろ言うなよ」

という気持ち、すげーあります。

「こっちはその人に心を救われて、ここにいるわけさ。その人のこと貶めるようなカッコ悪いことやって、誰が幸せになるの?」

という気持ち、めちゃくちゃあります。

「僕が尊敬する人は、顔も名前も出して、衆人環視の中で生きる戦士なわけよ。会社とかメディアの匿名性に守られて、こそこそやってるのとは全く次元が違うんだよ、わかる?いや、わかんないから、そんなことできるのか」

という気持ち、溢れんばかりにあります。

「いいときだけ持ち上げてさ、何かあったら梯子を外しにかかる、一部のメディアの常套手段。誰かについて何か書くなら、記事に記名して責任もってやればいいのに」

という気持ち、売るほどあります。

あります、あります、あります。

でも、僕はSNSで個人的に誰かと言い争ったり、誰かに反撃したりしないようにしています。

ひとつめの理由は「相手はそれを望んでいるかも知れない」からです。だとすれば、そんな相手に「わざわざ望みをかなえてあげる必要は無い」というわけです。

ふたつめの理由は「僕はその人と言い争うために生まれてきていない」からです。時間とは命の分割ですから、そんな相手に命を捧げるわけにはいきません。

みっつめの理由は「創造的でいたい」からです。これはやはり、さまざまな経験を創造に変えてきたプリンスの影響が大きいのですが、言いたいことを直接言ってバトるより、抽象化して、ネタにして、ちょっとした読み物にした方が面白くなるじゃないか、と思います。

理不尽なこと、落胆するようなこと、憤りを感じること、いろいろありますが、それらに捕まるよりも、それらを捕まえて何かを創造するほうが、心にも脳にもいい気がするんです。

というわけで、いろいろありますけど「向かい風」だって風ですから、上手に使えると楽しくなるかも。

PS. 「人を選ばない書」として書きました。






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