どなり指導の現場を目撃
こんにちは。
サッカーフットサルトレーナーの梅田です。
昨日、知人に誘われて社会人のサッカーリーグに助っ人として
参加したのですが、
隣のコートで中学生くらい年代のサッカーチームが練習をしていました。
そのチームでコーチが、ガンガン怒鳴って選手に指導?をしていました。
久しぶりにこう言った現場を目撃しましたので思ったことを書きたいと思います。
まずは目に見える事実から書いてみます。
怒鳴って指摘することで、選手は言われたことを意識して、プレーするようになりプレーが変わります。
なのでコーチは怒鳴ることを続けるのだと思います。
しかし、この行動変容は「恐怖を回避するために起こる行動です」
選手たちは、怒鳴られないように、怒られないように、するために行動を変えようとします。
果たしてここに本当の成長があるのでしょうか?
「恐怖を回避するために意識して練習する選手」と「楽しくて楽しくてもっと上手くなりたいから意識して練習する選手」と最終的にどちらが伸びていくでしょうか?
指導者の役割の、正しい考え方と正しい行動(プレー)を促すことですが、そこに銃を使用してはいけません。
銃を向けたら大人でも言うことを聞きます。
子供にとっては怒鳴ることは銃を向けることと同じです。
目指される振る舞いで子供達と信頼を築き、その信頼を基に、正しい考え方と正しい行動(プレー)を伝えていくことが理想像ではないのだろうかと考えます。
よく「厳しくしないと」や「厳しくしてほしい」という言葉も聞きますが、
「厳しさ」と「いかり」や「怒鳴り」は全く関係ありません。
厳しさとは、次の要求をどんどんしていくことです。
1つの課題ができるようになったら次の要求をして、
またその課題ができるようになったらまた次の要求をしてということです。
その課題クリアするまでの期間を提示したり、
できた時できなかった時の賞罰を決めておくことです。
これが厳しさなのではないでしょうか?
皆様はいかがお考えでしょうか?
最後に、
怒鳴ることが全てダメというわけではないという部分に触れます。
相手に真剣さを伝えるために強い口調で話すことは必要だと感じています。
指導者も人間なので感情を全て消さなければならない、とも思っていません。
あと、怒っても良い条件は、決められたルールを破った時です。
しかしこのルールについては双方が合意できているに近い状態を作らなければなりません。
そうしないといきなり怒られたと選手は思ってしまいます。
▼動ける身体でサッカーが上手くなるセカンドスクール!『トレ塾』のHPはこちら
▼トレ塾の様々な練習の様子を公開。トレ塾の『インスタグラム』はこちら
▼様々なトレーニングを紹介、トレーナー梅田の『インスタグラム』はこちら