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地方企業が韓国の同業企業をM&Aした裏側

改めてになりますがPINCH HITTER JAPANは現在グループ4社で企業向けの買取サービスを運営しています。

  • 法人在庫買取サービス・卸売

  • 事業買取・売却サービス

  • M&A仲介サービス

  • 空きスペース買取・レンタルサービス

  • 韓国企業向け在庫買取サービス・卸売

サービス一覧

上記のサービスを展開しています。
昨年初の海外展開として韓国の同業企業の株式を取得させてもらいました。
元々韓国に進出したかったのかとよく聞かれますが、実はそうではなく在庫買取においてアメリカの市場の大きさに挑戦したい!と思ったことがきっかけでした。
しかしながらいきなりアメリカは流石に距離的にも運営的にも、、、
みたいなところで距離的にも近い韓国で成功事例を作ろうという話になっていきました。

韓国企業の調査

早速、東京支社に韓国国籍の社員を採用して韓国企業の同業者を探しました。
また仲介会社にも依頼して探してもらいました。
ですが、韓国の案件はなかなか取り扱いがなく時間がかかりそうでした。
そこで韓国国籍の社員に直接探してもらい日本語に翻訳してもらいました。
提携したい企業があれば自分たちから連絡して一度WEB会議をさせてもらったりしました。
2週間ぐらいするとPHJが日本で在庫買取を行っていることを知ってくださっていた企業が登場!
そこから直接韓国に行って話を聞いたり、したり、長崎に来てもらって倉庫を見せたりスキームを説明したりしました。
もちろん財務内容も確認させてもらったり、PHJの財務情報を共有したり。

長崎本社に来社したキム代表

「一緒に世界一の在庫流通企業になりましょう!」

何回か長崎に来てもらって、私から相手の役員に伝えました。
日本の商品を韓国に、韓国の商品を日本に、そして日本のやり方を韓国で、韓国のやり方を日本で。シナジーを発揮して成功事例作って、アメリカに行きましょう!

かなり年上の役員の方々に熱意を持って伝えました。
ちなみに韓国企業の方々は東京や大阪、福岡には来たことはあったらしいが長崎に来たのは私たちが招待をして初めてでした。
そんなどこかもわからない場所で30代そこらのベンチャーが買収してくれではなく、買収させてくれと言うわけです。笑
相手は韓国のロッテでも役員をされていてキャリアもある方です。

「ヨシオカシャチョウ、イイデスネ」

まじ???行けちゃった感じ??
そんな感じで資本提携の話が纏まりました。笑
あとは細かい金額や役員報酬など詰めを行っていき、私たちの本拠地長崎県諫早市のホテルで調印式を開催しました。

資本提携調印式@諫早グランドパレス

提携後もお互いに意見交換を行い、良好な関係が続いています。

調印式は1月で長崎でも珍しく雪が降っていました。
記者会見でキム代表が話してくれた言葉がとても嬉しかったのを覚えています。

「韓国では雪の降る日に結婚式を挙げると必ず幸せになる。」

ソウルにて
左:私 右:副社長

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