村上 卓也

アウトドアギアブランド"muraco"を運営する株式会社シンワの代表。 金属切削加工の製造事業部と、「muraco」「Gris」のブランド運営を主とするムラコ事業部の2事業部を運営しています。写真好。犬好。車好。背景は積乱雲の最終形態のかなとこ雲の2重奏です。

村上 卓也

アウトドアギアブランド"muraco"を運営する株式会社シンワの代表。 金属切削加工の製造事業部と、「muraco」「Gris」のブランド運営を主とするムラコ事業部の2事業部を運営しています。写真好。犬好。車好。背景は積乱雲の最終形態のかなとこ雲の2重奏です。

最近の記事

ホラー映画探訪紀「仄暗い水の底から」

いつも仕事の真面目系の話をこのnoteでは書いてきましたが、実は僕は都市伝説とかホラー映画とかそういう類のものが非常に好きです。これからそれ関係を書いてみようかと思っているのですが、わかっています。この系の僕の好きな事系は皆さんにハマらないのを。でも気にしません。いいんです。 まず僕の大好きな日本のホラー映画をご紹介していくことにしましょう。 今回はジャパニーズホラー全盛期に生まれた超名作で、鈴木光司原作、中田秀夫監督の「リングコンビ」で世に送り出された名作「仄暗い水の底

    • 売れるもの、売れない物

      ちょっと大それたタイトルでスタートしてしまいました。相当久しぶりにnoteを書いてみようと思い立ちました。muracoの代表の村上です。 「売れるもの、売れないもの」と書いたところで、僕がそんなものをわかっているのであれば、第一コーナー直前でフルブレーキングしているような、昨今のアウトドア業界の中でもmuracoは爆走しているはずなので、ここにそのタイトルの答えがあるわけではありません。なので、思わずタイトルに釣られてしまった方は、この冒頭で離脱してください。すいません。

      • 共同開発。 HERON tent / shelterの話。

        皆様お久しぶりです。muracoの村上です。相当久しぶりのnoteになってしまいました。文章を書く時間があまりなく、忙しいという言い訳でキーボードから遠のいてしまっていました。 そんな中、今までのmuraco事業の歴史の中でも大きなトピックになるようなプロダクトを、約1年半かけて開発していました。アパレルブランドの"and wander"さんとのコラボレーションプロダクトです。 今回のnoteでは、このプロジェクトの内側のall aboutを書いてみたいと思います。 H

        • muracoの直営店をOPENして感じたこと。

          大変ご無沙汰しています。muracoの村上です。前回の記事からすごく時間が経ってしまって、noteの界隈の方々がmuracoを忘れてしまっていないか心配です。 早いもので、muraco TACHIKAWAのOPENから既に4ヶ月が経過しようとしています。本当にあっという間でした。今回の記事は、この直営店OPENを経験して、得られた経験をレビューしてみようと思います。内容は当社従業員にもヒヤリングし、彼らの視点も交えつつ、直営店OPEN後に得られた貴重な経験を文書にしていきま

          直営店出店を決めた理由。

          みなさんこんにちは、muracoの村上です。もうご存知の方もいるかと思いますが、僕たちmuracoは東京都立川市にあるGREEN SPRINGSに商業施設への出店としては初となる直営店をOPENさせます。グランドオープンは2月18日(金)です。是非とも多くのお客様に足を運んでいただきたいと思っています。 今回のnoteは、最近受けさせていただくメディア様からの取材で、多く質問された内容を書いてみようと思いました。 その質問は 「なぜ直営店を出店されるのですか?」 「なぜ立

          直営店出店を決めた理由。

          muracoの“outdoor guild”のビジョン

          「outdoor guild」 の考え方が生まれるまで 協力企業を探して  muracoは”outdor guild”をブランドコピーとして、2016年から5年間ブランド運営をしてきました。一方、僕の会社は1974年の創業から一貫して金属加工業として、旋盤やマシニングセンタを主力設備とした金属切削加工の工場を営んでいます。当社は、muracoブランドの運営を司る「ムラコ事業部」と金属加工業として受託案件を取り扱う「製造事業部」の2事業部からなります。  ブランド立上げ当初

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          Made in Japanの呪縛

          ~muracoとMade in Japan~ こんにちは。iPadを新調しまして、いよいよ僕の手にもApple  M1チップが導入となり、嬉しいので、ここからさらにnoteの更新頻度を上げていこうと目論んでいます。皆さんに忘れられないうちに。 今回はMade in Japanという言葉についての所見を書いてみようと思います。 数年前にお客様と交わした会話を、先日ふと思い出しました。 代々木公園で行われたアウトドアイベントに出展した際、ふらっとブースにいらっしゃったお客様

          Made in Japanの呪縛

          muracoが黒くなったストーリー

          皆さんこんにちは。muracoの村上です。最近思いもよらない方から「note読んでるよ」と言っていただくことが増えてきて、自分で書いておきながら少し照れくさいです。 さて、その「note読んでるよ」と言って頂いた、とある業界の、とあるナショナルブランドの一角の、とあるビッグネームの方から「muracoの黒い理由っていつ書くの」?と言われて、思い出したので、今回はその話を。 ビビッドカラーのテントサンプル muracoは新規事業として事業企画をしていた時代から、アウトドアの

          muracoが黒くなったストーリー

          町工場の人材確保の難しさ(後編)

          前編を読んでいただいた皆様には感謝の気持ちしかありません。そして、twitterでの 安藤剛 さん のいわゆる「安藤砲 (the cannonball of Ando)」によって急激に増えたフォロアーの皆さんのお陰で、投稿のたびに減り続けた「スキ!」がようやく増加傾向に戻りました。安藤さん、フォロアーのみなさんありがとうございます。 本当に嬉しいです。そしてTwitterでは割と低レベルな事を呟いているのですが、noteの反響の方が如何せん良いので、もしかしたらmuraco

          町工場の人材確保の難しさ(後編)

          町工場の人材確保の難しさ(前編)

          毎回毎回、記事を書く毎にいいね数の減少に歯止めがかからないmuracoの村上です。とはいえ、muracoの販売店の方々からは「もうちょっと更新頻度を上げてね」と言われることもあるので、めげずに書き続けます。 当社では今年の4月1日に新入社員を4名とパートさんを2名採用しました。内訳としては、muraco事業部販売室に2名。広報室に1名。製造事業部製造課に1名、パートさん2名です。今回の採用は当社の歴史の中でも、とても実りのある採用の1つだったなと感じています。 そんな当社

          町工場の人材確保の難しさ(前編)

          ブランドの伝え方、共感を得るとは?

          こんにちは。muracoの村上です。noteも大分ご無沙汰になってしまいました。その割に最近Twitterも始めたりして、更に時間を削っています。 Twitterで様々な方々が色々と発信されていて、改めて僕自身もmuracoを伝えていく媒体にならなければならないし、muracoにかかわる当社スタッフも全員、ブランドを形成する一つのピースであり、同じ価値観を持って業務にあたる必要があるなと改めて感じました。 外から見たブランド、中から見たブランド。2021年4月に、mura

          ブランドの伝え方、共感を得るとは?

          シャッター音。 Nikon F4。

          こんにちは。muracoの村上です。 「いつやるの?今でしょ!」の林修先生が、数ある著書の中で、最も売れなかった本のタイトルが、「すし、うなぎ、てんぷら」で、その事から自分の好きな事と世間から求められている事は一致しないよ、という話をしていて非常に納得しているのですが、そもそも僕のnoteを読んでいただいている、数少ない奇特な皆様からしてみれば、特段何を書いても許していただけると思い、今回は僕の好きな事について書いてみます。短めに。すいません。 前段が長い! シャッター

          シャッター音。 Nikon F4。

          「しない」という決断

          こんにちは、muracoの村上です。 一つ前の記事で、「なんとかしたいから、なにかする」組織でありたいということを書きましたが、今回はさらに真逆で、「なんとかしたいから、しない」という決断を「した」話をしようと思います。 昨年夏から無くなった「大物」の注文実はコロナ禍になってから、特に昨年2020年の夏頃から僕の会社の製造事業部(金属切削加工部門)はかなり数字的に厳しい状態が続き、8月、9月あたりは週休4日にして、雇用調整助成金を申請するところまでいきました。 その

          「しない」という決断

          アイデアと実行力。

          〜新しい会社のビジョン / コアバリューの検討にあたり〜 皆様こんにちは。muracoの村上です。記事のペースを上げると言いながら、年をまたいでしまいました。あいすいません。2021年もよろしくお願いします。 さて前回はブランドのコアバリューを考えたいという記事を書きました。が書きません。その前に、年末年始に挨拶回りでお会いした多くの方々とお話しした時に気付いた事を書いてみたいと思います。 情報交換とその傾向。年末年始に、製造、muraco両事業部の取引先の方々と多くお

          アイデアと実行力。

          muracoのコアバリュー。(これから決めますが)

          みなさんこんにちは、muracoの村上です。 5回目の記事ですが、今までは割と過去の話をしてきました。4回目の記事の最後にブランドアイコンである黒のテントについて書きますと言いましたが、やめました。 そしてかなり大きなタイトルにしてしまいましたが、今回はコアバリューについて考えてみます。そうです、まだmuracoとしてのコアバリューがなんなのかは分かっていないのですが、考えを巡らせる上でも書いていこうと思います。近いうちに、muracoに関わるスタッフ全員と、またブランドマ

          muracoのコアバリュー。(これから決めますが)

          新規事業がmuracoになるまで。

          みなさんこんにちは。muracoの村上です。既に4回目の記事になりますね。2回目の記事からfacebookやInstagramでも記事のシェアをしたところ、思いの外反応をいただき、アウトドア業界で共に切磋琢磨するメーカーの方々、卸先の販売店の方々、更には前職の上司(課長)の上司(部長)の上司(本部長)にまでご連絡をいただく事に相成り、当時は話をするのも緊張していたのですが、今では普通にfacebookのメッセンジャーアプリでやりとりをし、久しぶりにお会いできるという事態にまで

          新規事業がmuracoになるまで。