Apple Watchでワークアウトを24時間持たせる方法(東京エクストリームウォーク編)
ランニングやウォーキング時にペース(スピード)を計測するのに、Apple Watchのワークアウトアプリを利用する方も多いと思います。
しかしながらApple Watchのワークアウトアプリは、バッテリーが満充電状態でも7時間の使用が限界です。
この記事は、東京エクストリームウォークという、24時間かけて神奈川方面から東京まで100kmを歩くイベントで、どのようにして長時間のワークアウト計測を可能にしたのかの記録です。
結論としては、「チェックポイントごとにこまめに充電する」が正解でした。
東京エクストリームウォークについてはこちら↓
■ Apple Watchがあるとウォーキングのペースがわかって便利
Apple Watchのワークアウトアプリでは、ウォーキング時に1キロ当たり何分のペースなのかを表示できます。
東京エクストリームウォークでは、24時間で100kmを歩き切ることが目標になりますので、1kmあたり、(24×60) ÷ 100 = 14.4分 / kmのペースで歩けば良いことになります。
実際には、道中で最大4時間くらい休むことを想定し、20時間で100kmを歩くと考えると、1kmあたり、(20×60) ÷ 100= 12分 / kmのペースで歩ければ上出来だと思います。
歩きながらワークアウトの画面をチラチラみて、1kmあたり12分未満になるようなペース配分をすれば良いことになります。
■ 7時間しか持たないワークアウトアプリを24時間持たせる作戦
冒頭にも述べたように、Apple Watchのワークアウトは、最新のApple Watch 9でも7時間しか持ちません。
7時間しか持たないApple Watchを24時間持たせるための作戦を考えました。
作戦1.
ワークアウトには、GPS測定頻度を下げることでバッテリーの消耗を抑えるモードがあるので、これを利用して使用時間を延ばすことを考えます。
ただし、Apple Watch 7以降の機能になります。
私はWapple Watch SE(第一世代)を持っていて、この機能に対応できなかったので、思い切ってApple Watch 9を買い増ししました。
しかしながら、実際に測定してみると、GPSの測定頻度を下げることで、現在の速度が測定できなくなってしまうことが分かりました。
これでは、現在どのくらいのペースなのか分からないので東京エクストリームウォークでは使えないのでした…。
作戦2.
Apple Watchが2台必要です。
案1を検討した段階でApple Watch 9を買い増ししているの準備はできています。
複数台のApple Watchによるワークアウトの結果は、あとで結合できるようです(結局試していません)。
作戦3.
東京エクストリームウォークでは、チェックポイント(CP)と呼ばれる休憩場所が5か所用意されます。
この休憩中に、Apple Watchをできるだけ充電する作戦です。
実際にワークアウト中に充電をする実験したところ、ワークアウトが自動的に「一次停止」状態になりました。ワークアウトを一時停止しようとしてワークアウトを終了してしまう誤操作をよくしていたので、自動的に測定が停止するのは良い感じです。
■ 実戦
作戦3をメインとして、ダメだったら作戦2で行くプランで当日に臨みました。
持ち物は、Apple Watch 9、SE、モバイルバッテリー、Apple Watch充電器です(充電器はApple Watch 9純正の物を使用しました)。
まずApple Watch 9を装着し、SEは電源を落とした状態でスタートします。
第1CPに到着後、早速充電します。
30分くらい休憩したところ、バッテリーが約65%から約85%まで回復しました。これだけバッテーリーが回復すれば十分と考え、そのままApple Watch 9を装着して次のCPに進みました。
第2CPでもApple Watchを充電します。30分程度の休憩で、バッテリーは70%くらいから88%まで、20%程度は回復できていました。
最終的に、第3、第4、第5CPでも都度充電し、Apple Watch 9の1台のまま、無事にゴールすることができました。
■おまけ
結果は以下のとおりです。
前半は快調ですが、後半はペースが落ちていますね…
1kmあたり12分を超える事が多くなっていました。
ちなみに、所々にある隙間は休憩&充電のタイミングです。
結局Apple Watch 9の1台でなんとかなったので、Apple Watch 9を買う必要はなかったかもしれません。
余ったApple Watch SEは子供にあげました。