紅茶の貿易商人・松田卓也の日記 ~Vol.012~ 【新商品のマサラチャイについて Vol.1】
ここ数日で気温がぐっと下がり、冬の訪れを感じます。
今年も紅茶の季節がやってきたな、と。
皆さんは、『チャイ』と聞いて、どんな飲み物を想像されますか?
世界には、様々な『チャイ』と呼ばれる飲み物があります。
日本で『チャイ』と言えば、『煮出したミルクティー』が一般的かもしれません。
明確な定義はなく、それぞれが考える『チャイ』が、市場に並んでいます。
近頃は、『マサラチャイ』という名前で販売しているお店もたくさんあります。
ちなみに、マサラとは、『混ざったスパイス』という意味です。
ですから『マサラチャイ』とは、『様々なスパイスが混ざった煮出したミルクティー』と捉える事が、日本での一般的な解釈でしょう。
そして昨年の冬から、私たちは、スリランカ産の高級紅茶、高級香辛料をベースとした、こだわりのマサラチャイの研究を始めました。
ミルクの風味を損なわず、それでいてシナモン、カルダモンの上品で高貴な香りが漂い、最後にブラックペッパーの刺激をピリッと表現したい。
そんなこだわり(わがまま?)を追求した結果、新商品のマサラチャイが完成しました。
この冬に、販売を開始致します。
私たちのチャイを通じて、スリランカの大地を感じて頂ければ幸いです。
次回のブログでは、マサラチャイ完成までの
『マサラチャイ開発秘話』
を、みなさんにお話ししようかと思います。
文●松田卓也