言語は思考のための道具である【第310回 読書会開催レポート】
9/5(日)も朝5:30から、「座右の書で1カ月を振返る」読書会を開催しました。7月の頃は朝4:30でも外が明るかったのですが、今日は日の出時刻が横浜で5:17、薄暗い中で読書会を準備しています。秋が近づいてますね。
今回は初参加の方がお二人いらっしゃったので、1つ1つのワークを丁寧に説明して、考える時間もこれまでよりも長くしてみました。このため、振り返りの時間を2分間としてみたのですが、この2分間という時間が絶妙だったように思います。ご参加された皆さんの感想はいかがでしょうか?
さて、今日の読書会で自分が対話したグループでは哲学的な話題で盛り上がりました。そう、タイトルの「言語は思考のための道具である」という言葉です。
出典は心理学者レフ・ヴィゴツキーの『思考と言語』のようですね。ちょっと聞きかじっただけですが、「人は言葉で表現することで思考する」という意味と「人の思考は言語の持つ文化的背景によって統御される」という意味があるようです。
確かに、言葉を使わずに思考を深めることは難しいですよね。
あと、「言語による統御」について、自分の場合は標準語と関西弁のバイリンガル(?)なのですが、標準語で思考するのと、関西弁で思考するのでは、導き出される答えが変わりそうな気がします。思い返してみても、同じことを異なる言語で思考したことがないので、あえて「気がする」なのですが…
言語の違いはともかく、語彙力は大切です。多くの言葉を知ることで、世界を深く繊細に感じ取ることができるようになります。たとえば、自分はロードバイクに乗るようになって、様々な自転車メーカーの違いが見分けられるようになり、自転車で訪れた地名やランドマーク・峠に詳しくなりました。おかげさまで、これまで何気なく見過ごしていた景色が、意識しなくても詳細に明確にその存在を捉えられるようになりました。
思考力を向上にするために、言語力を鍛えるにはどうすればよいのでしょうか?
答えはいくつもあると思いますが、ぼくは体験を積み重ねること、誰かの話を聴くことが大切だと考えます。本を読むことも、体験の積み重ねや語彙力を鍛えることに繋がりますね。
くわえて、誰かに向けて表現すること、つまり、「書くこと」も大事です。誰かに向けて書くことは、相手に伝わるように表現を工夫することでもあり、思考することそのものですね。
ぜひ、読書会に継続的に参加して、読むこと・聴くこと・表現することを楽しみながら習慣化しましょう!
みなさんの参加目的
・1ヶ月の学びを次につなげたい
・新しい習慣を見つけたい
・自分のゴールの障害物は何かを明確にしたい
・自信をつけたい
・アートに親しみたい
・この一週間すっきりするような気付きを得たい
・(本に書かれたことや読書会で気づいたことの)実践を一つでもしたい
・マンション管理への気持ちを上げる
・しあわせを考える
・一人での読書では得られないものを得たい
読んだ本
・後悔しない生き方
・達人のサイエンス
・悪魔を出し抜け
・最強の仕事術
・お金とアートの教養
・教養としてのデータサイエンス
・自分を磨く
・今日もていねいに。
・あり方で生きる
・闘う楽しむマンション管理
・しあわせの哲学
・残酷すぎる成功法則
気づき・小さな一歩
・感情は使わなければ錆び付いてしまう。感情についてのセミナー資料を読み込む。
・苦情こそアイデアの宝庫。自制心についての本を読んで探究する。
・苦情に対する自分の心の声に耳を傾ける。
・深い話ができた、聞けた
・ちょっぴり自由、極上なストレッチをしたような気分
・日常が大事
・部屋を整える
・既成概念、とらわれがある
・「こんなんじゃないか」ということでも、やってみる、参加してみる
・まずはやってみる。そして、共感力を高める。そのために、いろいろな分野の人の本を読む。
・AI社会にも柔軟に対応しつつ、人としての感覚も大切にしていく。まずはお花のお稽古に行く。
・変わっていくもの、変わらないもの、どちらも大切にする。まずは信頼できる情報を発信している人をフォローする。
・理事会の議事録に意見書の回答を書く
・言葉は思考のための道具である
・今回体験した、目的意識を持って読書することを実践してみる
次回の予定
・9/8(水) 5:30-6:45
【やみ鍋読書会 第5回(Sound Only)】(第311回)
・9/12(日) 5:30-6:45
【時代の潮流を読む】(第312回)
課題本『メガトレンド 世界の終わりと始まり』 川口盛之助 著
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