生命保険について

生命保険に対するイメージを聞いてみると、

「掛け捨てで損をする」
「仕組みがわからない」
「保険に入る目的がわからない」
「営業が強引」

などの返答が多くあります。
 
日本における生命保険の現状は、加入している世帯は8割を超え、
１世帯あたりの月々の支払い平均は約3.8万円になります。
ですが、加入している方で生命保険に満足している方は３割以下というデータもあります。
 
なぜ加入者が多いにも関わらず、これだけ満足度が低いのでしょうか。
それは、生命保険に対する理解の不足が原因です。
では、どのように生命保険を選べば良いのでしょうか？
 
 
まず大切なのは、なぜ保険に加入するのかという「目的」です。
 
生命保険への加入目的には下記があります。
 
・死亡時の葬式代、遺族の生活費
・病気・怪我など入院や就労不能時の費用
・子どもの教育資金
・老後資金の準備
・介護への備え
・資産形成
・相続対策

 
それぞれに対して「保険で備える必要があるのか」
あるとすれば「どれくらいの金額が必要になるのか」
全てに対して保険で備えようとすると、月々の負担が重くなりがちなので、
そんな時には優先順位をつけることも大切です。
 
自分に合った保険を検討する際には、
「どれくらいの保障を持つ必要があるのか」
それは、国の社会保障や会社の福利厚生などを考慮した上で決めることが重要です。
 
その上で、生命保険の種類を選びます。
 
・月々の保険料が後で返ってこない「掛け捨て」
・月々の保険料が後で返ってくる「積み立て」
 
・一生涯にわたって保障が続く「終身保険」
・一定期間にわたって保障が続く「定期保険」
 
 
そして、「何歳まで」保険料を支払うかを決定します。
 
・月々の保険料を安くするために一生かけて支払いを続ける「終身払い」
・保険料は高くなるが、ある年齢までに支払い終わる「短期払い」
 
 このように生命保険は、自分の希望に合わせて保障金額や保障期間、保険の種類などを自由に設定できます。

生命保険に加入している人の中で多いのが、
教育資金や老後資金のために「積み立て」タイプの保険に加入しています。
しかし、ここで考えてほしいのは
お金を増やすことに「生命保険」が有効な手段なのでしょうか？

お金を増やすのであれば、
・投資信託
・外貨預金
・不動産投資
など、他の手段とも比較をした上で検討した方が
より良い資産形成が可能になる場合もあります。

保険を選ぶ時には様々な保険の中から
自分に合った保険を選んでもらえればと思います。