見出し画像

【ライブレポ】BUMP OF CHICKEN be there ポートメッセ名古屋Day1

3/18(土)気温は12℃ 天気は雨のち晴れ
先週から暖かい日が続き、すっかり春の陽気であったのに前日辺りから急に寒の戻りがあり、また、晴れた日が続いていたがここで天気も崩れた。加えて本日の会場であるポートメッセ名古屋は海沿いにあるため風もあり、aaパーカーにbtコーチジャケットという服装でも、体感としてはかなり寒かった。

11時半頃新幹線で名古屋駅に着くと既にBUMPリスナーで溢れている。
ポートメッセ名古屋のある金城ふ頭駅はあおなみ線で30分ほど揺られた先にあり、レゴランド以外に周辺に時間を潰せるような施設が無い。
日本ガイシホールといい、何故名古屋のアリーナはアクセスが悪い場所が多いのか…。
辺鄙な場所にあることは仕方がないとしても、ポートメッセ名古屋に対するリスナーの不満の声は多かった。
まず、トイレの数が圧倒的に少ない。男子トイレでさえ長蛇の列で、開演に間に合わずにトイレに行くのを諦めた方や、1曲目「アカシア」を見送る羽目になった方もいた。さらに終演後は全てのトイレが封鎖するという暴挙。スタッフにトイレに行きたい旨を伝えると駅のトイレに行けとのこと。
なんでやねん。
駅が小さいため、会場の外に出ても駅にたどり着くまでかなり時間を要する。ポートメッセ側の清掃作業などの事情もあるだろうがこの辺りは配慮いただかないと困るというのが正直な所。
また、辺鄙な場所にあるため車で来場するリスナーも多い。そのため、駐車場と駅とで、目的地別に会場の出口を分けて誘導を行っていた。それ自体は混雑回避のために必要なことであるのだが、駐車場に向かう場合は物販やフォトスポットに寄ることができなかった。それであれば事前にアナウンス頂きたかっとところである。
運営に対する不満とは異なるが、ポートメッセのスタンド席がまぁよく揺れる。腕を振ってるだけでも揺れる。もしかしたら気づかなかっただけで飛び跳ねまくってるリスナーが居たのかもしれないが、それにしてもよく揺れる。
公演自体は後述するとおり最高であることは間違いないのだが、とにかくポートメッセ運営に対する不満は強く、もう二度とポートメッセを会場に選ばないで欲しいなんていう声も聞かれた。
個人的にも、どうせならガイシホールを選択してほしいという点で同じ気持ちである。

終演後に膀胱の危機を迎えることなどいざ知らず、座席を探して席に着く。
本日の座席はヒロ側のスタンド席で、花道を真横から見る位置。ポートメッセの会場自体が大きいにも関わらず近い席に興奮して開演を待つ。

開演時間となり、流れ始めるキラキラのSE。
出っ張りでメンバーの背中を見守るのは4公演目にして初めて。新鮮な気持ちで楽しむことが出来た。改めて座席がどこであろうと楽しめるライブを提供してくれるバンドであるとしみじみ感じさせられる。

おなじみ1曲目「アカシア」間奏中の語りは以下の通り
こんばんはBUMP OF CHICKENです
声が出せるようになったんだ、だから聞きに来たぜ名古屋
きみたちの声を聴かせてくれよ!

3曲目「天体観測」
徳島同様、Oh Yeah Hey Ahanのコールアンドレスポンススタート
曲終わりの煽りでOh Yeah Hey Ahan をリスナーが歌うところで「もう一回!」と煽り、その後の”あはんいぇいいぇい”までリスナーに歌わせていた。

歓声の中、メンバーが出っ張りからメインステージに戻り最初のMCパート
「声は聞こえる、何言ってんのかは分かんねえ。でも悪い気はしない。名前呼んでくれてるのとか、聞こえるのもある。
ようやく声が出せるようになったんだもんな、俺たちも君の声が聞けるのが嬉しい。君たちは、俺がどれだけ君たちに期待してるか知らないだろう、俺の、君たちに対する、期待値の高さを。俺すげー煽るから、君たちもしっかり着いてきてくれよな。(もしかしたら「声聴かせてくれよな」だったかも?)
けど、自分は昔からライブは黙って目をつぶって聞くんだって人は声を出さずにそのまま聞いてもらっても大丈夫。それぞれ自分の好きなように、最後まで楽しんでほしい。
ただ、マスクは付けないといけないんだ。それで声出しているうちに体調が悪くなったりしたら、無理せず椅子に座って休んだりして、どうしてもダメなときは手挙げてスタッフとか呼んでもらってください。それで回復したら、また立って声出したり腕上げたりしてライブ楽しめると思うので、無理はしないように。
ただし、声が出せるとか出せないとか、マスクをつけるとかそういうのとは関係なしに、一般的な、守らないといけないルールってのはあるから。それは守ってください。急に隣の人の服破いたりしたらダメだよ。破くなら自分の服にしてください。そうやってルールを守って、最後まで楽しんでいってください。よろしくな!こんばんはBUMP OF CHICKENです!」
天体観測で普段以上にリスナーに歌わせたことを説明するかのようなMCに続けてお決まりの注意アナウンスを行うと、徳島同様、曲に入らずに話を続ける。
「まさかこのタイミングでいじられるなんて思っていないであろう、ヒロです。な、思ってないよな」
「思っていないね」
「どう、名古屋はなんか言うことある?」
「あの…だから、まさかいじられると思っていなかったから、アセアセって感じ」
「それはお前、今のこの、直近の感想だろ(笑)」
客席から飛ぶ「ガンバレー」という声援
「分かる、頑張れって言いたくなる気持ちは分かる。けどそれ言われるとこいつがピンチみたいな感じになるから頑張れって言うな。俺も思ってっけど!」

いや、「アセアセって感じ」と申しておりますが。彼は今、間違いなくピンチではないでしょうか藤原さん…?
「ヒロくんガンバレー」と、心の中でエールを贈る

「えっと…今日はこんな大勢の前で演奏できるから、すごく楽しみにしてきました。」
「そうか、そういう楽しい時間ってのはどうなるんだけ?」
「あ…、楽しい時間はあっという間に過ぎるから…最後まで楽しんでください!」

まるで親が子供に発言を促すかのように助け舟を出してフォローする藤くん。それを受けてなんとか上手にお話出来たヒロくん。完全に保護者ですね。

「なないろ」
恒例の、間奏中のチャマ藤イチャイチャタイム。向かい合いステップを踏んで演奏を行い、途中で藤くんがチャマの後ろに回り込み、大阪Day1のように電車ごっこみたいにしようとするがチャマに気づかれずに不発。どんまい藤くん(笑)

「才悩人応援歌」
隣人は立派 からの、がなるように喉で歌う歌唱を披露するが、これまでの公演と比べて控えめな歌唱であった。度々リスナーの間で指摘があった他の曲への影響を低減する目的か。

BUMPのライブから話が逸れるばかりか、他のバンドの話を持ち出してしまい恐縮だが、先日読んだsumikaのVo/Gt片岡健太のエッセイ「凡者の合奏」のエピソードを一つ紹介したい。
片岡さんが高校時代に組んでいたバンドではボーカルは別のメンバーが担当していた。しかし、新歓ライブに向けた練習中にそのメンバーから、ボーカルを代わってほしいと依頼される。その彼よりも上手く歌唱出来る自信の無い片岡さんは固辞するが、結局押し切られ、喉を涸らしながら歌うことになった。すると、酷い歌唱であるにも関わらず、段々と以前よりも人気が出てきたというのだ。
そして新歓ライブ後に彼は、片岡さんにボーカル交代の真意を告げる。
「余裕綽々な奴に感情移入なんかできるか?歌えなかった奴が歌えるようになるから、かっこいいんじゃん」と、感情の乗っていない音楽は薄いのだと。
スタイリッシュにこなすのではなく、燃え尽きるようなライブがしたい。
彼の思いに共感した片岡さんも“できる”ではなく、“できないかも”を楽しむようになったとのこと。

このエピソードを読んだ時に真っ先に思い浮かべたのがこの“がなる”ように感情を込めて歌う藤くんの歌唱である。
藤くんの歌唱力が年々向上しているのは全リスナー異論は無いであろう。綺麗に、スタイリッシュに歌うことは造作も無いことに違いない。それでも、他の曲の歌唱に影響を与えることになろうと、この歌い方を選択することは、単に演出という以上に、挑戦なのではないかと考える。
他の曲をスマートに歌唱することが“できないかもしれない”が、あえて選択する。
歌い方の変化という以上に、藤くんの歌唱に、挑戦心が乗っているからこそ我々リスナーは感情を動かされるのではないかと、また、BUMPほどのバンドであれば、そんな挑戦などせずに“置きに行く”演奏であっても、危うげなくライブを成功させることができるだろう。にも関わらず、今なお若手バンド同様に挑戦を続ける姿勢をかっこいいと感じていた。
もちろんプロとして、金銭の対価として演奏する以上完璧なものを披露するべきという考えも理解できるし、それは正しいと考える。
どちらが良いかは考え方次第であるが、個人的には今回のツアーで、プロである以前に一バンドマンとしてのBUMPの姿勢に心打たれていただけに、今回の“日和った”とも言える変更には少し寂しさを感じた。
きっと同じ感情を抱く”同士”は少なくないのではないかと考えるが如何だろうか。

「クロノスタシス」
上述のとおり、才悩人応援歌の歌唱が控えめだった分、喉を潰さずに済み、普段よりも前半の歌唱は伸びやかであると感じた。
前回の徳島のレポでも触れたベースアレンジについて、前回ほど全面に出てくるようには感じられなかったもののしっかり継続。特に曲終わりに掛けてジャンジャカ ジャンジャカと存在感を感じられてかっこいい。
また、今回初めて気づいた点として、指パッチンや効果音など、同期音かと思っていたのだが、秀ちゃんがドラムの横にセットしたパッドを叩いて鳴らしていた。
縁の下の力持ちとして光らせる職人技を見つけてライブの解像度がまた一段クリアになったように感じられた。

「Flare」
才悩人応援歌のところで散々日和っただの言っておいて何なんだと思われるだろうが、先ほど私がBUMP OF CHICKENに対して感じた寂しさは杞憂であったことをここで思い知らされる。というのも、歌い方やアレンジがこれまでと変わったのだ。がなりとまでは行かないが、力を込めた歌唱。ツアー折返し地点にきて、徳島までに抱えた殻を打ち破ろうとする意思を感じた。
さすがは我らがBUMP OF CHICKEN、軽率にがっかりして申し訳ない。全てではないものの、これより先の曲ではこうした、これまでとは異なるアプローチを試みているものが多く、ツアーの中で曲が育っていく大きな転換点に立ち会えた気がしてテンションが上がる。

イントロの、ヒロのアルペジオが音が足りなかったように思ったのだが、続けて藤くんが音を足していたため、失敗したのか、アレンジなのか、藤ヒロの演出の連携がうまく行かなかったのか。
判断がつかないため、次の公演を楽しみにしたい。

「66号線」
笑いながらさ で、感情を込めた歌い方
ぼくにだってきっとあなたを救える をアカペラで歌唱
足を大きく曲げてステップを踏んで少し頭を振るギタープレイがかっこいい。この時に藤くんのイヤモニがプラーンとしていた。

出っ張りへ移動。スタッフから楽器を受け取り、次の曲の準備を進めるメンバー。
藤くんがイヤモニを見失い、あれ?と戸惑っていると、ヒロが「ここにあるよ」と、右のイヤモニが左側に垂れているのを指摘して「ありがとう」と藤くんがお礼を言う、少しわちゃわちゃしたやりとりをマイクを通さずに行っていた。
「今何が起こったか知りたい?さっき頭振って演奏してた時にイヤモニがこっちに行っちゃってたのをヒロが教えてくれて、それでありがとうって言ってたんだ」
客席からありがとーと声が上がる
「俺の代わりにお礼言ってくれてるの?(笑)」
「いえいえ」とお礼をいうヒロ(笑)

「ベル」
有明Day1のレポでも触れたが、藤くんとチャマがマイク前を動けないときに、コーラスを歌わないヒロが出っ張りをぐるりと動き回ってリスナーにアピールしているのを見ると、本当に、立派に成長したものだわと思うのだが、それに引き換え何故MCは一向に成長しないのだろうか…。

ヒロヒロしい受け答えは愛せるので、むしろいつまでも成長しないで頂きたいところではあるが(笑)

出っ張りでのメンバー紹介MCパート
「ヒロは今日、昨日味噌煮込みうどんを食べたって話をするそうです」と、開口一番ネタバレする藤くん(笑)ヒロも「え!?ちょ…!?」というリアクションをしていたのが面白い(笑)
「俺いつも楽屋で、ここで何話すのかみんなに聞いてるんだけど、こいつに聞くといつもだいたい一日目は食べたものの話で、二日目は『んー何にしようかなー』とか言って、特産品とかお菓子とかの話をしていて。だから昨日も、食い物の話するだろうなって思いながら何話すのか聞いたら案の定味噌煮込みうどん食べた話をするっていうから、今から、こいつは、昨日、味噌煮込みうどんを食べた話をします。はい、ヒロどうぞ、味噌煮込みうどん食べた話していいよ」
「え、いや…それを、先に言われちゃったらもう俺言うことないよ、それが全てだよ」
「食レポ的な話するのかと思ったからさ、味噌煮込みうどん食べた感想とか、伝えたいことがいろいろあるだろ」
「いや、食レポとかするつもりじゃなくて、感想とかはなくて、味噌煮込みうどん食べたってことが、伝えたいことのピークっていうか、それ以上はなくて、原点にして頂点」
「どんな味だったとか、どんな風に食べたとかあるだろ」
「えっと…味噌煮込みうどんすごく好きで、前に食べたのは去年の年末だったんだけど、だから今回も楽しみにしてて、それで、昨日食べられて…美味しかったです」
「美味しかっただけじゃ分かんないだろ、どんな風に食べてとか」
「えっと、紙エプロンをして、漬物とかがあって」
「うんうんそれで?」
「卵を、うどんに乗ってる、溶いて、食べて…栄養も取れる!」
「うんうん、いいよ、それから?」
「味噌煮込みうどんは、美味しくて、温かいから、食べると身体も温まって今の時期とか丁度いい…夜とか!」
「お前今最近そうでもないなって気付いたろ(笑)俺も思ってたよ、今日は寒いけど、ここんとこ寒くないけどなって」
「うん(笑)それとあと、ご飯とかもあるからお腹いっぱいになるからその3つ…トライアングルで、美味しかったです…こんばんは!」

“こんばんは”で強引に話を締めようとするヒロ。“こんばんは”はそんなマジックワードじゃないんだよヒロくん(笑)

藤くんも笑いつつ次に話を進める。
「チャマにも同じように何話すのか聞くんだけど、こいつはいつもぶっつけ本番って言うから、昨日はもう聞かなかった。だからこいつが今から何話すのかわかりません」
「僕らライブで全国の色んな所行くので、行った先で有名なものとか調べたりするんですよ、徳島とかね。だけど、名古屋って都会じゃないですか。だからどうせ何もないだろって思って今まで調べてこなくって。だけど今回は、何かないかなって、調べてみようと思って、方言を調べてみました。そしたら、“あっぱっぱー”っていうのを知って、知ってます?“あっぱっぱー”。どうやら開けっ放しって意味らしいんだけど、窓とかドアとかあっぱっぱーみたいな。それで、俺この言葉めっちゃ気に入って、ツイートの最後に、あっぱっぱーって付けたりしてたんだけど。意味分かんないよね、「どういうこと?あっぱっぱーって何?」って、意味知ってる人なんかは「は?何が開いてんの?」って、みんなを困惑させるツイートになってたと思うんだけど、その真相がこれ。こういうこと」

「開けっ放しって、窓とかドアとかそういうこと?お前それ意味もなく付けてたの?」
「そう!だから、例としては藤くんのリュックあっぱっぱーとかって使う」
「そうね、昨日俺リアルにリュック開いてたからね」
「藤くん昨日やばかったよ」とヒロが笑いながら賛同する。
「分かった?つまり俺たちは君たちに対して常にあっぱっぱーだし‥そうだよね?」とメンバーに同意を求めるとみんな「おう」「もちろん」とリアクションをする。
「そしてみんなも、既に俺たちにあっぱっぱーな気持ちになってると思うんだけど、その気持を、思ってるだけじゃ伝わらないから、言葉にしてほしい。それと同時に、声が出せるようになったから…」
「それと同時に?」
「それと同時に!」
「それと同時にってどういう意味だ」「意味分かんないでしょ」と藤ヒロがツッコミを入れる
「藤くん!俺が今喋ってる途中でしょ!そうやってすぐ邪魔してくる!ヒロも!」
「おお、俺が悪いのかこれは。すまんすまん」
「みんな分かった?声が出せるようになったから、この会場のみんなが俺たちに対してあっぱっぱーであることを大きな声で叫んで教えて!俺がせーので合図したらあっぱっぱーって、今日イチの大きな声で。いくよ、せーの」
「「あっぱっぱー」」

とろサーモン久保田のように「ありがとうございます」と言って満足するチャマ。
「ベースのチャマです。そして、ここで、森の賢者みたいな顔しているのが秀ちゃんです」
その紹介にヒロが一人でツボり、藤くんが「え、なに?」とヒロの様子が気になる
「森の賢者って…、おら、オラウータンじゃん。オラウータンみたいな顔じゃん」
「俺そこまでは言ってないからな、それはお前が勝手に言ったことであって、俺別にオラウータンとか一言も言ってないからな」
ツボに入っているヒロの指摘に対して身の潔白を主張する藤くん。
「秀ちゃんは普段ここには来れないから、今回のツアーではメインとここにドラムを用意して、いつもこのタイミングでこっちに来てもらっています。そしてこの人はいつもここに来るとマイクを通さずに喋りたがります。今日会場広いけど、大丈夫か?お前、行けるか?」
「それはみんな次第だろ」
「どうしてだよ(笑)みんなは関係ないだろ、完全にお前の問題だよ」
「いや、みんなの沈黙による静寂さと、俺の肺活量とのバランス次第だから」
「みんな今の聴こえたのかな?みんな“しー”、静かに。秀ちゃんがしゃべるから…どうぞ」
「ありがとうー名古屋―!」
「聞こえた?ありがとう名古屋だって、みんな聞こえた?」
リスナーから拍手を送る
「みんなこいつのこと甘やかさなくていいからね?もう一声なんか喋ってよ」
「え、何喋ったらいいの」
「なんでもいいよ、今日まだ“あっぱっぱー”と“ありがとう名古屋”しか言ってないだろ」
「いや、俺は“あっぱっぱー”言ってない」
「なんでだよ!だから省エネするんなって言ってるだろお前!!」
藤くんに注意されると腕を広げて「あっぱっぱー」と叫ぶ
「なんかこういう銅像あったよな」「あのでかいやつみたいだった」

●●埋め込み●●

「ドラムの秀ちゃんでした。そして僕が藤原です」
チャマがマイクに寄って、aa以来のメンバー紹介を始める
「ボーカル」(おぉー)
「ギター」(おぉー)
「作詞」(おぉー)
「作曲」(おぉー)
「メガネ」(おおー)
「今掛けてねえけどな」
「車降りる時に頭ごちん」(笑い)
「リュックあっぱっぱー、それも二回!」
「そう、俺昨日リュック気づいたら開いてたの」
「藤くん昨日ずっとリュック全開で、新幹線降りた瞬間からあっぱっぱーなの。その後もあぱっぱーになってたし、藤くんあっぱっぱー」
「俺はいつでも君たちに心あっぱっぱーだから」
「ふじくーーーん」とチャマが最後に叫び
「ふじくーーーん」とリスナーも続けて叫ぶ

「秀ちゃんはここで演奏するのは次の曲が最後で、この後はもうメインステージにずっといるので、そんなヒデちゃんともう一曲やらせてください」

「新世界」
藤くんに指さされたし、マイク向けられたし、めっちゃ目を見てあいらぶゆーって言われた。好き(混乱)
照れ隠しで、そのあとみんなに対しても、名古屋あいらぶゆーだぜって言ってたよ、良かったね(精神錯乱)

新世界延長戦では「ベイビーアイラブユーなんじゃ」と、おじいちゃん藤原も見参
この日の新世界延長戦はなんだか、やっつけというか、流している感じがあった。
3ラリー目くらいから始まるおふざけパートで、ニュアンスまで含めて真似しようとすると真似し終わる前に次のあいらぶゆーが始まってしまい、「ええええ」と置いてきぼりを食らった気分。
新世界の無駄遣いもこの日は無し。

おそらく新世界では無いのだが、どの曲か覚えていないのでここで言及するのだが、徳島でも触れた、声出しを煽るために藤くんが全身使っていた件、本日も観測できました。片足でケンケンみたいに跳ねながら、片腕を大きく円を描くように振り上げて声出しを煽っていた。前回のコミカルな動きも良いけど、今回のダイナミックな動きも素敵です!

「SOUVENIR」
サイドのモニターがメンバー一人ずつのカットに切り替わる演出毎回鳥肌立つほどかっこいいと思うんですけど、伝わりますか?
せっかく徳島で要求した手拍子の要求はなし。

「スノースマイル」
ツアー途中で入れ替わりを期待していたことを前回の徳島のレポで謝罪したが、そうはいっても追加公演である広島以降にセトリ変更があるのではないかと勘ぐっていた(4月入るものの長野仙台北海道って、雪国だしスノースマイル似合うじゃないかと考えるところもある)。
しかし、仮にそうだとすると5/8会場(8/14公演)が終了するこのタイミングで冒険する必要はない。変化を加えるにしても、徳島で披露したアカペラ演出のみで十分であるはずだが、スノースマイルすらこれまでとアレンジを変えてきた。セトリ変更無しで最後までこの曲たちを連れてたまアリを迎えるつもりなのであろうか。

「サザンクロス」
間奏のジャジャジャーンの所で乱暴な感じでギター弾くのめっちゃかっこいい

「GO」
徳島でとうとう復活した前奏での歌唱がまさかのリストラ。前奏の“たららたったー”も廃止!
嘘!!??これまで熟成させてきたものを全部リセットしやがった!!そこまでやるかと、衝撃を受ける。
一応 “たららたったー”は前奏から1フレーズ後に移動して披露された。(aaにおける「へいへいへい」の煽り部分)
「言葉に直ってたまるかよ、そうだろっ!」と呼びかけはなんとかキープ。
今回初めて気づいたんだけど、チケットも持っていないのに でヒロも控えめだけど駆けるような格好していて微笑ましかった。
藤くん歌詞間違えてて、ヒロが「ん?」ってリアクションを少ししていたのが面白かった

「ray」
真横から見ると丁度メンバー越しに○✕△が見えるのですごく良い眺め
ヒロもぴょんぴょんして身体揺らしながら弾いている。aaの藤くんみたいに小さく手を振ってて可愛かった。
チャマがヒロ側の袖まで来て、肩幅に足を開いて踊るようにリズムとりながらゆらゆら揺れてるのがなんかツボ
ヒロが花道でギターソロ、チャマがヒロ側、藤くんがチャマ側で二人してヒロを指差して、トライアングルになっていたのがかっこよかった。
徳島同様客席まで降りてヒロの演奏を眺めるチャマ。最後のアウトロ部分でも階段に座り込んでいた。ヒロも今回は大阪Day1のように階段に腰掛け藤くんのアルペジオを聞く。
そして、藤くんの拍手よこせアピールよりも前、客席の誰よりも早く、一番に拍手をしていたのにキュンとする。リスナーかお前は

「fire sign」
ラララでマイクを客席側へ向けてリスナーの声を載せようとするチャマヒロ。途中で楽器をミュートし、リスナーのラララのみが会場に響く。

本編終了、メンバーさっさと退場(笑)
ラララでメンバーを呼び、メンバー再入場。
4人で仲良く出てくると、メンバーが犬に支持するように舞台左手側を指差し指示、走る秀ちゃん。ケツポケットから伸びるイヤモニが首から落ちて床に引きずり、挨拶が終わったタイミングで築いてイヤモニをポケットにしまう。このときヒロだけ、秀ちゃんが見ていないにも関わらずずっと繰り返し指差しを繰り返していたのが少し面白かった。

ちょっと待ってあげてよヒロ(笑)

そしてメンバーから舞台右手側を指さされ、再度駆け出す秀ちゃん。挨拶を済ませ舞台中央のメンバーの元に戻ると、ドラムを指差され、おとなしく従いドラムへ向かう秀ちゃん。

はい、完全に犬です。忠犬秀夫です。ありがとうございます。可愛い笑顔が素敵だな〜

アンコール1曲目は「embrace」
(徳島を除き)アンコール1曲目は日替わり枠であるがここでまさかの福岡Day1で演奏された曲が演奏された。個人的には聴きたかった曲であったためラッキーだったのだが、Day2も、有明Day1で演奏されたホリデイだったとのことで、アンコール曲出し尽くしたか…?

曲間に客席から「あっぱっぱー」と声が上がると藤くんが自分の股間をチェックして「大丈夫、Noあっぱっぱー」と冗談を言う。するとこのタイミングで“あっぱっぱー”の正しい発音が急に気になった藤くん
「俺たち勝手にあっぱっ(→)ぱー(→)って言ってるけど、正しい発音ってどうなんだろ。あっぱっ(↑)ぱー(↓)とかだったりするのかな。俺たちの発音って合ってんのかな?」
「名古屋の人居るー?居たら手あげて―?」とチャマが呼びかけると「あ、結構居る」とのリアクション。
「あっぱっぱーって本当はどう発音するの?」と聞くと複数人が各々発声するので「ああ、ごめんわかんないから一人決めよう、代表して言ってもらおう」と、チャマが客席を見渡し「その、そこの、黒の!分かるよね、自分だって、完全に今オレと目が合ったもんね、…そう!あなた!よし、じゃあみんな静かに!正しいあっぱっぱーをどうぞ!」

「あっぱっぱー」
「…俺らの言ってた発音と同じかな?」
「大体合ってたっぽいかな?あっぱっ(→)ぱー(↑)…ん?」
「えーっと…うん、もう一曲付き合ってもらってもいいですか!?」と、雲行きが怪しくなってきたところで強引に話を変える藤くん(笑)

気を取り直してアンコール2曲目「虹を待つ人」
前奏中に「でけえ声出す準備できてるか?でけえ声で歌う準備できてるか?そこに居るんだろ?せっかく来たんだろ?最後にでかい声出していけよ!!」と煽る

ポートメッセ名古屋、前回のアスティとくしまと打って変わって会場がでかい。ということは当然出っ張りまでの花道も長いわけで、恒例のチャマジャンプ前のダッシュをする際、花道の入り口まで移動すると「ふう」と、気合い入れて走り出していったのが印象的でした。なんとか出っ張りでジャンプすることには成功して、久しぶりにガチの全力ダッシュが見れて嬉しい(笑)

https://twitter.com/boc_chama/status/1636958015894196226?s=46&t=yoSvOZN9tW1pGZqZdWPSew

ラストMC
君たちはいつしかから、アンコールの時になんらかの唄を歌ってくれるようになった。それはfire signのラララだったりsupernovaのラララだったり、なんか別のだったりするわけだけど、いつしかそうやって頼んでもないのに君たちはラララを歌ってくれるようになったじゃんか‥勝手に(笑)俺達は一度もやってくれって言ったことないからね?(笑)もうずっと昔からそうだから、いつからっていうのは覚えてないけどかなり初期の頃からそういう風にやってくれていて、それ聴いて俺たちは裏で汗拭いて着替えたり、アンコール何演るか相談しながら「やべえみんなが急かしてくるから早く出なきゃ」とか焦ってたわけだけど(笑)

そしたら今日、アンコールでembraceやるかって話してたら、ラララと一緒に聞こえる手拍子が、(ぱんぱんぱんぱんと手を叩く)、こう、全拍になってることに気づいた。俺が1と3は歌いにくいって言ったからそうしてくれたんだって思って…ああ、ゴメンな。何の話してるのか分かんないやつも居るよな。俺が大阪と徳島で手拍子について話をしたんだ。1と3でされると歌いにくい、やるなら裏でくれって大阪で言って、そのあと徳島でやっぱりそれも違う、なんか曲ごとにいい感じの手拍子をちょうだいって言ったんだ。

だから君たち俺に気遣って、藤原が歌いにくいって言ってっから、じゃあそうしてやるかって、勉強してきてくれたんだろ。べつに俺がそのラララ歌うわけじゃないのに(笑)けど、そうやって俺たちのためにしてくれた気持ちが嬉しい。べつに歌いにくいなって思ってもそのまま我慢したり、1と3でもいいじゃんって、そういう色々折り合いをつけてやってくことだって本当はできるんだけど、けどさ…俺、尖ってっからさ!そういう、折り合いつけるとか出来なくて、君たちに勇気出して言っちゃった!でも、そうして言葉にしたら君たちにちゃんと届いて、受け入れてくれるじゃんか。そうして、君たちに受け入れられて、27年間支えられて続けてきました。本当にありがとう。

最後に、マスク苦しかったろう、でもちゃんと届いたぜ。声出して歌ってくれたやつも、心の中で歌ってくれたやつも。

明日もここでライブするけど、今日で最後になる人もいるかもしれない。新しい曲だって出来てるから。君たちに聞いてもらえるように新しい曲も作るし、また来るから、会いに来てください。

帰ったら風呂入って、暖かくして、ゆっくり休んでください。俺もそうするから。おやすみ、ばいばい、またね。大好きだぜ


演奏の熱量に加えてMCの熱さからWアンコール来るかと思ったがそうは甘くなかった。(案の定というべきか、Day2で熱いMCの後Wアンコールを行ったとのこと。やはり名古屋には藤原基央のテンションを狂わせる魔物が潜んでおる)

Wアンコールにありつけなかったことは残念だが、これまでの公演と違うアレンジを試すところに立ち会うことができ、終演後のテンションは爆上がりだった。
次はBUMPが初めて降り立つ長野公演、そこで演奏されるアレンジがどう変わっていくのか楽しみである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?