映画の紹介27本目 『アメリカン・スナイパー』
こんにちは、TAKUてす。
今日紹介する映画は、
『アメリカン・スナイパー』です。
この映画は、
クリント・イーストウッド監督の作品で、
米国史上最多の160人を狙撃したクリス・カイルの反省を描いた物語です。
【監督のクリント・イーストウッドについて】
監督はアメリカの映画俳優、映画監督、映画プロデューサー、作曲家、政治活動家です。
映画デビューは「半魚人の逆襲」で
、58年から始まったTVシリーズ「ローハイド」の準主役で人気を博します。
その後、イタリアへ渡り「荒野の用心棒」(64)、続く「夕陽のガンマン」(65)と立て続けにマカロニ・ウエスタンに主演しました。
68年にはアメリカに凱旋帰国して、
自らの製作プロダクション「マルパソ」を立ち上げます。
71年に製作した「ダーティハリー」では、
スターの座を確立して、同年「恐怖のメロディ」で映画監督デビューもして、以後ほとんどの作品を自身のプロダクションで製作・監督・主演しています。
93年には「許されざる者」で、
05年にも「ミリオンダラー・ベイビー」でアカデミー作品賞・監督賞を受賞、映画作家としても頂点に上り詰めました。
【あらすじ】
クリス・カイルはテキサス州に生まれて、
厳格な父親から狩猟の技術を仕込まれながら育ちました。
ロデオに明け暮れていたカイルは、
アメリカ大使館爆破事件をきっかけに海軍へ志願します。
30歳という年齢ながら、
厳しい訓練を突破して特殊部隊シールズに配属され、私生活でも恋人タヤと共に幸せな生活を送っていました。
しかし、間もなくアメリカ同時多発テロ事件を契機に戦争が始まり、カイルもタヤとの結婚式の場で戦地への派遣命令が下るのでした。
イラク戦争で狙撃兵として類まれな才能を開花させたカイルは、多くの戦果から軍内で「伝説」と称賛されると共に、敵からは「悪魔」と呼ばれ懸賞金をかけられていました。
テロ組織を率いるザルカーウィーを捜索する作戦へと参加したカイルは1000m級の狙撃を得意とする元オリンピック射撃選手の敵スナイパー「ムスタファ」と遭遇して、以後何度も死闘を繰り広げます。
繰り返される凄惨な戦いのなかで、
親友のビグルスは戦傷により視力を失い、
戦争に疑問を感じ始めたマーク・リーは戦死し、強い兄にあこがれて海兵隊に入隊した弟はイラク派兵で心に深い傷を負って除隊しました。
同僚や弟が戦場で傷付き、倒れゆく様を目の当たりにし、徐々にカイルの心はPTSDに蝕ばまれていきます。
戦地から帰国するたびに変わっていく夫の姿に苦しみ、人間らしさを取り戻してほしいと嘆願するタヤの願いもむなしく、戦地から帰国するたびにカイルと家族との溝は広がっていきます。
4度目の派遣でサドルシティに赴いたカイルたちは、敵の制圧地帯に展開して、ついに防護壁の工兵を射殺したムスタファの姿を捉えます。
ビグルスへの思いを込めて放った1発の銃弾はムスタファを貫いて敵陣の包囲網を辛くも突破し、宿命の長い戦いは幕を閉じます。
除隊して帰国したカイルは、戦地の記憶に苛まれて一般社会に馴染めない日々を送るうち、やがて医師の勧めで始めた傷痍軍人たちとの交流を続けて少しずつ人間の心を取り戻していきます。
ですがある日に退役軍人社会復帰プログラムの一貫として赴いた射撃訓練先で、
同行者の男性に射殺される...という物語です。
【最後に】
本映画を鑑賞して、
一人の偉大な狙撃手の物語を表現しているのですが、戦争では相手が子供だろうが女性だろうが撃つのが当たり前で、それと同時に周囲の仲間が傷を負いPTSDになっていく事に心の痛みを感じました。
戦争の生々しさを感じられる作品です。
興味のある方は是非!
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