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本の紹介57冊目 「バカの国』

こんにちは、TAKUです。

今日紹介するのは、
百田尚樹さんの著書『バカの国』です。

この本は、
放送作家で作家でもある百田さんが、
最近の日本という国に対して「おいおい日本、大丈夫か」と警鐘を鳴らしている一冊です。

ここでは、123篇の出来事を紹介しています。

【クレーマー・バカ】

現代の日本増殖しているバカの一つに、
「クレーマー」があると言います。

・その努力を他に向けろ

クレーマーの中には犯罪者もいます。

2015年9月、
「買った商品に毛が入っていた」などと、
うそのクレームでパン店などから現金を騙し取っていた女性が逮捕されました。

女の携帯には、半年間で30都道府県の
約1200店に合計7000回以上、通話した経歴が残っていた
そうです。

そして、店の電話番号を調べるための
「104」番号案内には4650回もかけていたと
言い、案内係の人も大変だったことでしょう。

ここで、
著者が笑っているのが逮捕のきっかけです。

この犯人の女性の家に、
スーツ姿の男性がお詫びのために頻繁に訪れたり、宅配便が1日に何度も来ることを不審に思った近所の住民がいました。

そこで、その住民が彼女を尾行し、
公園で現金や商品を受け取っているのを確認して、被害者に警察への相談を進言したことにより、犯人が逮捕されました。

また、
この犯人は本名で犯行に及んでいたため、
多くの店で要注意クレーマーとして有名だったそうです。

【やっぱりSNSはバカ発見器】


このSNSのお陰で、
これまでの社会では世に出ることのなかった
「バカ」が大量に発掘されるようになりました。

・ツイッターバカ教師

公共性の高い仕事をしている人は、
特にSNSに注意すべきだと言います。

新学期のクラス替えについて、
横浜市の女性中学教師がツイッターに
不満を書き込んだなどして、
学校が謝罪していたことが分かりました。

この女性教師は、
新学期の新しいクラスが決定した3月に、
「自分が思うようなメンバーにならなかった」と書き込みをしました。

この画像が一部の生徒の間で出回り、
別の教師から相談を受けて発覚しました。

教師が自分の担当するクラスに理想を持つのは、悪いことではありません。

最初の段階で、面倒くさそうだな、
手に負えないなと思っていた生徒が
自分の指導で立派に成長していく姿を見ることにこそ、喜びを見出していくべきです。
それができないのであれば、
本当のプロとはいえません。

このように、
本書で著者は語られています。

【血税を食べるバカ】

今あるインフラは私たちの父や祖父たちかま
納めてくれた税金で作られたものです。

ところが、
その税金を食い物にして貪っている、
とんでもない奴らがいると言います。

・生活保護費の振込

2015年10月、
大阪市西城区のコンビニ店に強盗が入り、
そこで店員が非常ボタンを押して警察が駆けつけ、65歳の無職男が逮捕されました。

この男性はなんと、
生活保護費を受給していました。

この月は生活保護費を
酒とパチンコで使い果たしてしまい、
コンビニ強盗を思い立ったのだと言います。

生活保護費は一度審査が通れば、
毎月黙っていても口座に振り込まれます。

そうなると、
使い道のチェックが無いので、
この男性のような酒やバクチにお金を使うような人も出てきてしまいます。

特に大阪は、
「生活保護費受給者天国」と言われており、
他の県から受給希望者が流入してきました。

本当に必要な人に
このようなお金が渡って欲しいものだ
と、
著者は語られています。

【最後に】

この本は、
著者の百田さんが、

現在の日本に対して色んなバカな人たちの
例を出して「おいおい日本、大丈夫か」と、
事件を例に出しながら意見を綴った一冊です。

ぜひ読んでみてはいかがでしょうか!

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