本の紹介46冊目『思うことから、すべては始まる』
こんにちは、TAKUです。
今日紹介するのは、植木宣隆さんの著書『思うことから、すべては始まる』です。
著者である植木さんは、出版業界の売上が半減した25年間に、
・驚異のミリオンセラー8冊
・海外版2500万部
これらを達成しています。
この本では、社員数が50人にも満たない小さな出版社で、長年にわたって構築・実践してきた数々の企業指針を著者自らが満を持して綴った一冊です。
【著者の植木宣隆さんとは?】
株式会社サンマーク出版 代表取締役社長。
76年、京都大学文学部独文科を卒業し、株式会社潮文社を経て78年、サンマーク出版の前身である株式会社教育研究社に入社します。
主なミリオンセラーとして、
・戦後2番目(当時)の大ヒットとなった春山茂雄著『脳内革命』(410万部)
・リチャード・カールソン著『小さいことにくよくよするな! 』(173万部)
・稲盛和夫著『生き方』(133万部)
など、編集長として、また経営者として、この25年で8冊の単行本ミリオンセラーに恵まれてきました。
また2015年には、『人生がときめく片づけの魔法』が世界20か国で大ヒットし、アメリカではアマゾンの年間総合第2位、400万部を突破しています。
【第1章 : 限界意識を取り払う】
ここでは、「限界意識」を取り払うための考え方や行動を紹介しています。
主な内容として、
・まずは「そう思うこと」から
・願いを書き出し、発表する
・運がよくなる生き方をしているか
・「過去はオール善」と心得て前を向く
などであり、
自分に限界を設けずにまずは目標を「本気で思うこと」、そしてそれを口に出して発表して、謙虚に腰を低く、前向きに運がよくなる生き方をしていくことが大切だと学びました。
【第2章 : エネルギーこそが人を動かす】
ここでは、「エネルギーこそが人を動かす」ことを事例を使って紹介しています。
それは、
・エネルギーの伝播現象を口コミという
・天地自然の理(ことわり)に学ぶ
・「本然(本来そうであること)」をベースに戦略を立てる
・困難な人生に寄り添える本を
などであり、
著者にとっては著作とは分身であり、「本とはエネルギー体」のこと、そして天地自然の理に添った経営・生き方をすることが大切だと学びました。
【第3章 : 「首から上で」で仕事をするな】
ここでは、「首から上で仕事をするな」というのを事例を使って紹介しています。
それは、
・戦う編集者たれ
・「雨の日、風の日、訪問日和」
・ミリオンセラーの光と影
・とことんやり切れば、天は見放さない
などであり、「編集は格闘技、泥んこの中からしか本物は生まれない」ことや、徹底して「首から下」の仕事にこだわること、「成功もまたひとつの試練である」と稲盛さんの言葉であるように、無名から有名になっても謙虚さと感謝の心が大切だと学びました。
【第4章 : 全員がヒットを生み出せる仕組み】
ここでは、「全員がヒットを生み出せる仕組み」を事例を使って紹介しています。
それは、
・経営はまず社員とその家族のため
・年度目標達成で、1ヶ月の休暇が全員もらえる
・歴史から「長く栄えた理由」を学ぶ
・めざすは「最高の仕事と、いい人生」
などであり、社員のために「フランクフルトブックフェア」に全員行ってもらうことや、産休が当たり前で、年に2回は全社員と面談すること、人の価値というのは「人に愉しみや喜びや癒しを、その人が存在することによってどれだけ与えられたか。」などを学ぶことができました。
【最後に】
この本は、これまでにミリオンセラー8冊や海外版2500万部を達成している、経営者でもある植木さんが、知恵と経営について語られた一冊です。
ぜひ読んでみてはいかがでしょうか!
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