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本の紹介 99冊目 『ワルあがき』

こんにちは、TAKUです。

今日紹介するのは、
北里洋平さんの著書『ワルあがき』です。

この本は、自伝家である著者が、
「諦めることを諦め、ワルあがき」
続ける主人公のクレイジーな物語を活字と
漫画を融合させた新感覚の一冊です。

それでは、紹介していきます。

【著者の北里洋平さんについて】

著者は、南米チリ育ちで自伝家です。

慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、
株式会社日立製作所に入社して、
財務本部個別決算グループに従事します。

会社員時代には、仲間と最初のアジトとなる
ラウンジをOPENし、そこを拠点に処女作
『若きサムライ、その声を聞け』を出版しました。

その後、27歳で結婚して、
第一子の誕生を機に起業を志し、
自伝中心の出版社NORTH VILLAGEを設立します。

現在は世界中に18店舗の飲食店を経営しており、また、出張買収24時(リサイクル事業)、
東京アジト(不動産事業)、
NORTH VILLAGE EDITORIAL STUDIO
(オンラインサロン)など、
旅をしながら遊びを仕事にするスタイルで、
活躍の場を拡大しています。

【キングとの出会い】

著者は、裕福でかつ幸せな家庭で育ち、
我がまま坊ちゃんだったと言います。

そして、小学校低学年時代には、
コロコロコミックを愛読して、
学校の成績も優秀でした。

そして、ある日母親から、

「あなたを生んだときに、お父さんと
お母さんは十分な才能を授けたわ。

もしあなたが今後の人生で、
何かができない、誰かに勝てない、
ということがあれば、それは才能のせいではなく、あなたの努力不足ということよ」

と言われました。

また、自身でも

「俺は自分のことを天才だと思うことにかけて、天才なんだよ」

と言ったりはしていたものの、
天才だからこそ抱えていた悩みがありました。

それが、

「じゃあ俺は何者なんだ?」
ということです。

その後、小学4年生の時に、
学芸会における配役を決める時間があり、
そこで"キング"との出会いがありました。

まず著者が悩んで金魚の水槽から
覗いている時に、キングが現れて、

思い切り著者をビンタして言います。

「何者になりたいのか?」と。

そこで、
人生はドラゴンクエストのように
自分で何でも好きな職業を選べるにも関わらず、
常識に縛られている人が多いと言います。

そこで、
自分のやりたいことを貫くように促して、

「我がままを貫け」と著者に語りかけます。

その後、著者は主役に立候補して、
3年間は主役を務めることになります。

今後は、直感を信じてやり抜き、
その感覚で人生を生き抜くことが
大切なのだと学びました。

【本を出せる側の人間とは?】

著者は、ある日会社の仲間たちと
本が置いてあるお洒落なバーで
ご飯を食べていた時に、

ふと、「こんな本を書けたらいいな」
仲間たちに言いました。

すると、そこで仲間たちから、
「いやいや、できるわけないでしょ。」
という冷たい目で見られます。

そこから、どうしても本を出したくなった
著者は数学的帰納法を使って、
どうすれば本を出せるかを思考しました。

そもそも、自分たちは生まれた時点では
何事も成し遂げられる可能性があるにも
関わらず、生きている中でその可能性を
閉じ込められてしまいます。

そこで、
著者は本を出せる側の人間になるために覚悟を決めて、1年以内に本を出版して書店に並んでいることを決意します。

その後のストーリーについては、
エピソードが物凄くクレイジーなので、
著者の行動力・決断力の面で
多くを学ぶことができます。

【最後に】

本書は、自伝家である著者が
「諦めることを諦め、ワルあがき」を
続ける主人公のクレイジーな物語を活字と
漫画を融合させた新感覚の一冊です。

ぜひ読んでみてはいかがでしょうか!

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