![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29379003/rectangle_large_type_2_4caef1f9aebedd58ee29b749d11ee23d.jpeg?width=1200)
本の紹介34冊目 『最強のコピーライティングバイブル』
今回私が紹介するのは、横田伊佐男さんの著書『最強のコピーライティングバイブル』です。
本書は、伝説の名著である3部作の計4冊である、
・『ザ・コピーライティング』
・『伝説のコピーライティング』
・『ザ・マーケティング(基本編)』
・『ザ・マーケティング(実践編)』
これらの合計2000ページを10分の1に凝縮した、現場ですぐに使える一冊です。
以下に著者についてと、特に勉強になったポイントを紹介しています。
【著者の横田伊佐男さんについて】
著者は、CRMダイレクト株式会社代表取締役で、
シティグループ、ベネッセグループにて、一貫してマーケティングに従事しています。
また、ダイレクトマーケティング、データベースマーケティング、コンサルティング部門の責任者を歴任しています。
2016年10月からは、横浜国立大学非常勤講師(国際マーケティング論)を担当し、横浜国立大学成長戦略研究センターの研究員でもあります。
【PART1 : 戦略を練る】
ここでは、『ザ・マーケティング(基本編、実践編)』を超訳として以下の3つのポイントを挙げています。
1つ目は、「書くな、まず考えろ」ということで、いきなり文章を書くのではなく、まず「戦略」を考えるということです。
文章を書く際に重要なのは、「どう言うか」よりも、「何を言うか」の戦略を練ることです。
2つ目として、戦略とは「ターゲット × 価値提供」ということです。
これは、
・誰に向けて書くのか
・ターゲットは何に悩んでいるのか
・そのターゲットは何を欲しているのか
であり、それが価値になるかを問うことが大切だといいます。
3つ目は、ターゲットに対する価値提供を「捨てる価値(OUT)」「残す価値(IN)」に振り分けて、最重要な一つに絞ることです。
これは独自の強みを引き出すための戦略です。
【PART2 : グイッと惹きつける】
ここでは、『ザ・コピーライティング』の超訳として以下の3つを挙げています。
・「キャッチコピー」が一番重要
・検証済み2大法則は「相手の得」と「新情報」
・マネして、入れ替え、「自分ゴト化」する
これは、広告などは「キャッチコピー」が全てといってもいいくらい大切なので「最初にして最後のチャンス」と心すべきと語られています。
そして、様々なキャッチコピーを検証して抜き出された法則が、「相手の得(ベネフィット)」「新情報」に集約され、まずはここを押さえるべきだといいます。
また、本書では「最強の35型」のキャッチコピーが紹介されており、これらを「自分ゴト化」することが大切だと語られています。
【PART3 : すぐ行動させる】
ここでは、『伝説のコピーライティング実践バイブル』の超訳として、以下の3つが大切だとまとめられています。
・相手の立場で考え、書く
・「6フレーム」で徐々に説得する
・「魔法のフレーズ」でささやく
まず、相手にすぐ行動させるためには、相手の関心や動機を見極めて、読み手の立場で考え、書き出すことが大切だといいます。
次に、「6つのフレーム」とは、
1.書き出し
2.描写や説明
3.動機や理由づけ
4.保証や証明
5.決め手のひと言や不利益
6.結び
であり、最初は相手のペースに合わせて、次第に自分のペースで「説得」していくことです。
そして、相手と文章で距離を近くするための「魔法のフレーズ」として、
・お願いがあります
・一肌脱いでいただけないでしょうか
など、相手の心理に働きかけるのが大切だと紹介されています。
【最後に】
本書は、伝説の名著である3部作の4冊を1冊にまとめ、国内の成功100事例を紹介しているので、とても分かりやすく実践的な一冊です。
ぜひ読んでみてはいかがでしょうか!