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あなたの意見やアイデアを肯定的に受け止めてもらう方法!
これはORIZINALSの続きです。 前回の記事はこちら(part1)
結論
デメリット、ネガティブ、弱点も話すこと。
グリスコムの成功するプレゼン法
皆さんは人に何かを伝えるときポジティブなことばかりに重点を置いて話しますか?
それは良い習慣とは言えません!
ORIZINALSでは「弱点をさらけ出し、事を有利に運ぶ」事が良いと言っています。
本書ではウェブマガジンとブログを配信する「バブル」社を例に説明されています。
創業者のグリスコムは創業時の資金調達のプレゼンで起業家の常識とは真逆のことをしました。
その時のプレゼンの題名は「自分のビジネスに投資すべきでない五つの最大の理由」です。このアプローチによってバブル社は約3億3千万円の調達に成功しました。
う〜ん、中身が気になる。
まだあります!
その2年後、バブル社はあの有名なディズニーに当社の買収に興味はないか?と話を持ちかけ、バブル社をディズニーに売却することに成功します。
その時も、資金調達の時と同様、「この会社を買収すべきでない理由」と題したプレゼンを行っています。
良いことばかり話しても疑われる!
バブル社をディズニーに売却した時のプレゼン内容を少し紹介します。
グリスコムは、プレゼンの間に買収すべきでない理由をいくつか以下のように説明します。
ウェブサイト「バブルドットコム」の訪問一件当たりの閲覧は三ページ以下であり、ユーザーエンゲージメント(企業と顧客のつながり)が期待に達していない。
それにバブルドットコムは育児に関するウェブサイトなのに投稿の40%はセレブリティに関するもの。 -以下省略-
このようにネガティブな内容を説明することで、心理的な効果がいくつか得られます。代表的な効果は
1、弱点を説明することにより聞き手の警戒心が和らぐ。
私たちは他人を説得するとき、長所を強調して短所を最小限に抑えようとする。そのような強気のコミュニケーションは相手があなたを支持してくれている場合にのみ有効です。
2、信頼性がます。
ひたすら楽観的なプレゼンは、いかにも〝売り込み〟という印象を与え、どこか不誠実に見えて、結果的に相手はあなたを疑いの目で見ますが、弱点を説明する事で、正直で謙虚な人物だという印象を与えることができます。
これは僕の実際の経験ですが、訪問販売などのセールスマンは「値段が安くなります」とか「手続きが非常に簡単」とかポジティブなことしか説明してくれません。
いつも怪しいなと思い自然とバリアを張って話を聞いていました。
プレゼンを聞かされる投資家の気分ですね。
皆さんも人に意見やアイデアを聞いてもらいたいときはポジティブなことばかりではなくネガティブなことも正直に話しましょう!